デリカD:5のディーゼル車では、排出ガスを浄化するためにアドブルー(AdBlue)を使用しています。「アドブルーを補充してください」という警告が表示されたため補充したものの、警告灯が消えず困るケースがあります。
アドブルーは単純に液を追加するだけで解決する場合もありますが、補充量や車両側の認識、センサーなどが関係している場合もあります。この記事では、デリカD:5でアドブルー補充後に警告が消えない原因と確認方法について解説します。
デリカD:5のアドブルー警告灯が点灯する仕組み
デリカD:5のディーゼルモデルにはSCRシステムという排気ガス浄化装置が搭載されており、その中でアドブルーが使用されています。
アドブルーの残量が少なくなると車両が警告を表示し、一定以上不足するとエンジン始動制限がかかる場合があります。そのため、警告が出た場合は早めの補充が必要です。
ただし、補充した直後に必ず警告灯が消えるとは限りません。車両が残量を再確認するまで時間や一定の走行が必要な場合があります。
アドブルーを補充しても警告が消えない主な原因
アドブルー補充後に警告が残る原因として、まず考えられるのが補充量不足です。タンク容量に対して少量しか追加していない場合、車両が十分な量になったと判断しないことがあります。
例えば、警告が出てから2L程度だけ補充した場合、実際には警告解除に必要な量まで達していない可能性があります。警告表示が出た場合は、指定量を確認して十分な量を補充することが大切です。
また、アドブルーを入れた直後は液面センサーがすぐに反映されないこともあります。
補充後に警告灯を消すために試したい方法
アドブルーを適切に補充した後でも警告が消えない場合は、以下の手順を試してみる価値があります。
- エンジンを停止してしばらく待つ
- 再始動して数回走行する
- 一定距離を走ってシステム更新を待つ
- 補充量が十分か再確認する
例えば、満タンに近い量まで補充した後、数十km程度走行することで警告表示が消えるケースがあります。
ただし、何度走行しても警告が消えない場合は、単なる残量不足ではなくシステム側の異常が考えられます。
アドブルーセンサーやSCRシステムの故障の可能性
アドブルーを十分補充しても警告灯が消えない場合、残量センサーやSCRシステム関連部品に問題がある可能性があります。
デリカD:5では、アドブルー噴射装置、NOxセンサー、排気温度センサーなどが正常に動作しているかをコンピューターが監視しています。
例えば、タンク内には十分アドブルーがあるにもかかわらず車両が不足していると判断している場合、センサー異常や制御系統の不具合が疑われます。
ディーラーや整備工場で確認するべきケース
以下のような状態の場合は、自分での対処を続けず点検を受けることがおすすめです。
- アドブルーを十分補充しても警告が消えない
- 警告灯が点滅している
- 走行可能距離のカウントダウン表示が出ている
- エンジン始動制限の表示がある
整備工場では診断機を接続することで、アドブルーシステムのエラーコードを確認できます。原因を特定するには診断機によるチェックが最も確実です。
アドブルー補充時に注意したいポイント
アドブルーは市販品でも規格に適合したものであれば使用できますが、保管状態や品質には注意が必要です。
水や異物が混入するとSCRシステムの故障につながる可能性があります。そのため、車両用として販売されている品質管理されたアドブルーを使用することが重要です。
また、給油時と同じ感覚で急いで入れるとこぼれやすいため、周囲に付着した場合は水で洗い流すなど適切に処理しましょう。
まとめ
デリカD:5でアドブルーを補充した後も警告灯が消えない場合、補充量不足、車両側の認識待ち、センサーやSCRシステムの異常など複数の原因が考えられます。
まずは十分な量が補充されているか確認し、エンジン停止後の再始動や一定距離の走行で改善するか確認しましょう。
それでも警告が続く場合は、故障コードを確認することで原因を早く特定できます。アドブルー関連の警告は放置すると始動制限につながる可能性もあるため、早めの点検がおすすめです。


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