車を選ぶ際、「荷物がたくさん積めるか?」が重要なポイントになることも多いですが、逆に「荷物を積みたくない」「あえて荷物が積めない車が欲しい」という方もいます。この記事では、あえて荷物が積めない(=積載性が低い)車を厳選し、その魅力や特徴を解説します。
荷物が積めない車の特徴とは?
荷物が積めない車の多くは、コンパクトカーやスポーツカー、2シーター車などが中心です。これらは車体の構造上、ラゲッジスペース(荷室)が狭く、長尺物や大きな荷物を積むことができません。
また、一部の車種ではスタイリングや走行性能重視のため、意図的に荷室を狭く設計していることもあります。
とにかく荷物が積めない車5選
- スズキ ツイン
全長2.7m・2シーター。後部スペースはほぼゼロに近く、荷物は助手席足元に置く程度。荷物積載を完全に捨てた割り切り設計。 - スマート フォーツー
ドイツ生まれの超小型2人乗り車。リアにエンジンを積むため荷室が非常に狭く、旅行カバンすら厳しい。 - ホンダ S660
軽スポーツカーの代表格。リアミッドシップレイアウトでトランクは前方にあり、手荷物レベルの収納のみ。 - マツダ ロードスター
2シーターオープンカー。ラゲッジスペースは一応あるものの、ゴルフバッグやスーツケースは不可能。 - トヨタ iQ
コンパクトさを追求した4人乗り(実質2人+α)。後席を使うと荷室は皆無に近くなり、買い物袋すら厳しい。
なぜあえて「荷物が積めない車」を選ぶのか
荷物を積めない車を好む人の中には、「車内をキレイに保ちたい」「無駄に物を積みたくない」「移動専用と割り切っている」というライフスタイル志向の方が多く見られます。
また、コンパクトで小回りが利き、駐車が楽なことも、荷物を犠牲にして得られる大きなメリットです。
カスタムで“さらに荷物を積めなくする”という選択肢
一部の車好きの中では、後部座席や荷室を完全に潰してオーディオやロールケージを設置することで、意図的に積載性を無くすカスタムも存在します。
これは単なる趣味ではなく「荷物を積めないからこそ維持できる美学」のような発想とも言えるでしょう。
注意点:積載性がないことのデメリット
当然ながら、緊急時に荷物を運べない、買い物で困る、引っ越しなどの場面では全く役に立たないなどの制約はあります。
ライフスタイルや使用目的を明確にしておくことが、こうした車を楽しむ上で重要です。
まとめ:荷物が積めない車は、最高の「割り切りカー」
荷物を積まないという目的を明確にすることで、車選びはもっと楽しくなります。積載性がほぼゼロでも、それを補って余りある魅力がある車は確かに存在します。
シンプルに走りを楽しみたい、街乗りだけで使いたい、部屋代わりにしたくない…。そんな人には今回紹介した“荷物が積めない車”がまさにベストな選択肢と言えるでしょう。
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