旧車のヘッドライトをLEDに交換する際のポイント|H4とLEDの選び方

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旧車のヘッドライトをLEDに交換したいと考えるオーナーが増えていますが、LEDへの交換に際して注意すべき点がいくつかあります。特に、H4型のヘッドライトバルブをLEDに換える場合、ワット数やルーメンといった単位の違いを理解することが重要です。この記事では、H4とLEDの交換時に考慮すべき基準や目安について詳しく解説します。

H4型ヘッドライトバルブとは?

H4型は、旧車に多く使用されているヘッドライトバルブの一つで、ハロゲンバルブの代表的なタイプです。H4型バルブは、低ビームと高ビームの2つの機能を1つのバルブで兼ね備えているため、使い勝手が良いことから広く普及しています。しかし、現代の技術を取り入れたLEDに交換することで、より明るい照明を得ることができます。

H4型バルブをLEDに交換することで、消費電力が少なく、寿命が長いというメリットがありますが、LEDバルブに適した反射板やレンズの構造を考慮する必要もあります。

LEDバルブとH4バルブの違い

LEDバルブとH4バルブの大きな違いは、明るさと消費電力です。H4バルブは、一般的に55W(ワット)のハロゲンバルブとして使用され、非常に高い熱を発生させます。一方、LEDバルブは同じ明るさを提供しながら、消費電力が低く、熱の発生も少ないため、効率的で長寿命です。

しかし、LEDは通常、光の拡散が異なり、従来のハロゲンバルブと比べて反射板やレンズに光が反射しづらいことがあります。このため、LEDへの交換には車両のヘッドライトの設計に合ったLEDバルブを選ぶことが重要です。

LEDに換える際のワット数とルーメンの目安

LEDバルブを選ぶ際に重要な指標は「ワット数」と「ルーメン」です。

  • ワット数:ワット数は消費電力を示し、LEDバルブの場合、H4バルブに比べて消費電力がかなり少なくなることが一般的です。例えば、H4のハロゲンバルブが55Wの消費電力であれば、LEDバルブは約20W前後の消費電力で同等の明るさを提供することができます。
  • ルーメン:ルーメンは光の明るさを示す単位で、LEDバルブはH4バルブよりも高いルーメン値を持つものが多いです。LEDバルブのルーメン数が高いほど、明るい光を得ることができますが、反射板やレンズに合った明るさに調整することも重要です。

LEDバルブの選定においては、車両の使用状況や法規制に合わせて、適切なワット数やルーメンを選ぶことが必要です。過剰な明るさのLEDバルブを選んでしまうと、対向車の運転手に迷惑をかけることになります。

旧車にLEDを取り付ける際の注意点

旧車のヘッドライトにLEDバルブを取り付ける際、注意すべき点があります。

  • レンズとの相性:旧車の多くはガラスレンズを使用しているため、LEDバルブとの相性が悪い場合があります。ガラスレンズは光の拡散をコントロールする反射板と組み合わせることで性能を発揮するため、LEDバルブの選定においては、車両に適した型番を選ぶ必要があります。
  • 取り付け位置の調整:LEDバルブの光の拡散特性がハロゲンバルブとは異なるため、取り付け後に光軸の調整が必要となることがあります。特に対向車に眩しい光を送らないように注意が必要です。

まとめ

旧車のH4バルブをLEDに換えることで、消費電力を抑え、明るさを向上させることができますが、適切なLEDバルブの選定と取り付けが重要です。ワット数やルーメンを基準に選ぶ際には、車両の反射板やレンズの構造に合った製品を選び、光軸の調整も忘れずに行いましょう。LEDバルブに交換することで、長期的にコスト削減と性能向上が期待できますが、十分に調査して適切な製品を選ぶことが大切です。

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