AF61ホンダトゥデイのヘッドライトが点灯しないときの原因と修理方法を徹底解説

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ホンダAF61型のトゥデイはシンプルな構造ながら、電装系の不調が発生することがあります。特に多いのがヘッドライトの不点灯です。電球交換やヒューズ確認をしても改善しない場合、他に見落としがちな原因があります。本記事では、実際に起こる症状を踏まえて、AF61のヘッドライトが点灯しないときの原因と対策をわかりやすく解説します。

よくあるヘッドライト不点灯の原因

AF61のヘッドライトが点かないとき、以下のような要因が考えられます。

  • ヘッドライトバルブの断線
  • スイッチ接点の摩耗や不良
  • 配線の断線または接触不良
  • ACジェネレーターからの電圧供給不良
  • レギュレーター・レクチファイヤの故障

症状に応じてどこをチェックすべきかが変わります。特にAF61はエンジン始動で電圧が供給される構造なので、電圧測定は必須です。

実際の症状に基づいた診断の手順

今回のケースでは「Hi/Low切り替え時に突然消灯」「電圧が0V」「他の電装系(ウインカー・ホーン)は正常」という点がポイントです。ここから次の順序で点検を進めましょう。

  1. エンジン始動中にヘッドライト端子の電圧を再確認
    キーONのみではなく、必ずエンジン始動中に測定します。0Vであれば、次のステップへ。
  2. Hi/Lowスイッチの導通確認
    スイッチ内での接点不良が多いです。導通がない場合はスイッチ交換が必要です。
  3. レギュレーター・レクチファイヤの点検
    エンジン回転に応じてACからDCへの変換が正しく行われていないと、ヘッドライト系統に電気が供給されません。
  4. ACジェネレーター(ステーターコイル)の点検
    極まれに、コイルの一部が断線している場合があります。マルチメーターで抵抗値測定を行いましょう。

スイッチ不良が原因の可能性

Hi/Lowの切り替えスイッチを操作した際にライトが消えたという点から、スイッチ内部の接点焼けや断線が強く疑われます。とくに年式が古くなると、可動部分の摩耗やサビが原因で通電しなくなることがあり、電圧が来ていてもライトが点灯しなくなります。

このような場合、スイッチ部品を丸ごと交換するのが最も確実です。社外品でも代用が効くことが多いため、バイクパーツ専門店や通販での入手が可能です。

それでも改善しない場合は?

電圧が来ていない、スイッチも正常、バルブも交換済という場合、根本的な電源供給元であるACジェネレーターまたはレギュレーターの不具合が濃厚です。これらの部品は経年劣化で出力が低下したり、完全に機能しなくなることがあります。

整備経験が少ない方は、ここで無理せずバイクショップに診断を依頼するのが安全です。簡単な電圧チェックで故障箇所の見当がつくことが多いため、持ち込み時にも「どこまで確認したか」を伝えるとスムーズです。

まとめ:段階的なチェックと部品交換で確実に解決

AF61ホンダトゥデイのヘッドライトが点かないという症状は、バルブやヒューズだけでなく、スイッチ・配線・発電系など多くの要素が関与します。特に今回のように電圧が0Vという場合、スイッチと発電系統の両面からのアプローチが必要です。

一つひとつのチェックを丁寧に行い、確実な修理に繋げましょう。点検や修理に不安がある場合は、信頼できる整備業者に相談することをおすすめします。

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