バイクのウインカー配線でボディアース仕様に対応する方法とは?

カスタマイズ

バイクのカスタムや整備では、ウインカーの交換や配線の取り回しに悩むことがよくあります。特に、車体側はプラスとマイナスの2本線なのに、ウインカー側はプラス1本のみでボディアース仕様だった場合、どのように接続すれば良いか迷う方も多いのではないでしょうか。この記事では、そんな疑問を解消するために、ボディアース仕様のウインカーに2線式の車体配線を正しく接続する方法を解説します。

ボディアース仕様のウインカーとは?

ボディアース仕様とは、ウインカー本体が車体(フレーム)と直接接触することでマイナス(アース)側を確保する構造です。そのため、配線はプラス線1本しかなく、取り付けた金属部分を通じて電気がアースに流れる仕組みです。

主に旧車や一部の海外製ウインカーで採用されており、シンプルな構造ゆえに誤配線が起こりやすく注意が必要です。

車体側にある2本線の役割

バイクのウインカー配線には通常、以下の2本があります。

  • プラス線:ウインカースイッチを介して点灯信号を送る。
  • マイナス線(アース線):回路を閉じて電流が戻るための通り道。

このマイナス線は、フレームアースと繋がっていることが多いですが、直接バッテリーのマイナス端子や共通アースポイントへ引き回されていることもあります。

ボディアース対応ウインカーにどう接続する?

ウインカーがボディアース仕様で配線が1本のみの場合、プラス線はそのままウインカーの配線に接続し、マイナス線はボディ(フレーム)にしっかり接続する必要があります。

具体的には、以下のいずれかの方法を取ります。

  • ウインカー取付部が金属でフレームと導通している場合:マイナス線は未使用でもOK。
  • ウインカーを樹脂パーツなどに取り付ける場合:マイナス線を近くのフレームやアースポイントに接続。
  • 不安定な導通環境の場合:マイナス線をウインカー本体の金属部分にタッピングビスなどで確実に接続。

導通不良や誤作動を防ぐポイント

ボディアースを使う場合、以下の点に注意しましょう。

  • 塗装やサビで導通が悪くなるため、接地面はヤスリ等で金属地を出す。
  • ゴムブッシュで絶縁されているとアースが取れないため、取り付け構造を要確認。
  • 配線の被覆剥きや端子処理を確実に行い、ショートのリスクを避ける。

導通チェッカーやテスターを使って、電気が流れるか事前に確認するのもおすすめです。

どうしても不安な場合は2線化も検討

ボディアース方式に不安がある場合や、確実な配線を求める場合は、ウインカー本体にマイナス線を新設する方法もあります。ウインカーの金属部分に圧着端子をネジ止めし、そこから車体マイナス線に接続することで、実質的に2線式へ変換できます。

特に防水性を重視したい場合や長期使用を見越すなら、こうした工夫もトラブル回避につながります。

まとめ:車体マイナス線はボディへ確実に接続しよう

ボディアース仕様のウインカーは取り付けが簡単な反面、接地不良や誤配線でトラブルが起きやすい構造です。車体側からのマイナス線は、ウインカーがしっかり導通していることを確認しつつ、必要に応じて車体フレームなどへ確実に接続しましょう。

導通確認を怠らず、正しい方法で配線を行えば、安全で確実なウインカーの動作が得られます。DIY派の方も、初めてのカスタムでも安心して取り組めるよう、基本に忠実な配線を心がけましょう。

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