ロングツーリングを快適に走るには、バイクの排気量やギア比、出力特性が大きく影響します。特にスーパーカブシリーズは排気量によってツーリング適性に明確な差があります。本記事では、スーパーカブ70と90(ともに12V鉄カブ)で500kmのツーリングをした場合の疲労感や実用性の違いを徹底解説します。
スーパーカブ70と90のスペック比較
スーパーカブ70は排気量72cc、最大出力4.2馬力、3速ミッション。一方でカブ90は排気量85cc(実質89cc)で最大出力7.5馬力、4速ミッション。
数値以上に体感で差を感じるのは、やはり90の余裕ある加速力と巡航性能です。特に時速55~65kmの巡航では、70では高回転になりがちでエンジン音も大きくなり、疲労の原因になります。
ツーリング時の疲労感の違い
500kmの距離では、小さな差が蓄積して大きな疲労に繋がります。スーパーカブ70では3速で高回転を維持することが多く、風圧や振動が疲れに直結します。
一方、スーパーカブ90は4速ミッションの恩恵もあり、エンジンが静かで回転数に余裕があるため、同じ速度でも疲れ方がまったく違います。
実際のツーリングユーザーの声
カブミーティングやSNSなどでは、「70で500kmはさすがにキツかった」「90に乗り換えてからツーリングが楽しくなった」という声が多く見受けられます。
中には70にスプロケット変更などのチューニングを施して高速巡航を目指す人もいますが、パーツ代や耐久性リスクを考えると90を選ぶほうが合理的です。
街乗りとツーリングを両立するなら
カブ90は意外にも街乗りも快適。トルクがあるため、発進加速がスムーズで、3速発進でも問題ないほど。小回り性能も70と大きく変わらず、日常使いにも十分対応します。
燃費も90は80km/L前後で、70と比べても極端に悪くなることはありません。
結局どちらを選ぶべきか?
500km以上のツーリングやキャンプ用途を想定するなら、安心感と余裕のある90が圧倒的におすすめです。
街乗りオンリーなら70でも楽しめますが、遠出のたびに「エンジン壊れないか不安」「車に煽られて怖い」と感じるのであれば、90に乗り換えることでその不安はほぼ解消されます。
まとめ:長距離を快適に楽しむなら90がベター
スーパーカブ70はコンパクトで気軽に乗れる良さがある一方、500kmのようなロングツーリングでは高回転維持による疲労とエンジン負担がデメリットになります。
スーパーカブ90は街乗りにも対応しつつ、ツーリングでは明らかに安心感と快適さを提供してくれる存在。今後の走行スタイルを見据えたとき、旅も楽しみたい人にはカブ90が現実的な最適解と言えるでしょう。
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