2023年10月に施行されたインボイス制度により、ビジネス用途で車を購入する際に適格請求書(インボイス)を発行する事業者の登録番号を確認する必要があります。特に、トヨタで残価設定ローンを利用して車を購入した場合、「インボイス登録番号はどこになるのか?」という疑問を持つ方も多いでしょう。本記事では、残価設定ローンを利用した際のインボイス登録番号の扱いについて詳しく解説します。
インボイス登録番号とは?
インボイス登録番号(適格請求書発行事業者登録番号)は、消費税の仕入税額控除を受けるために必要な識別番号です。登録事業者が発行する適格請求書には、必ずこの番号が記載される必要があります。
車両を購入した際も、購入者が仕入税額控除を適用するためには、インボイス登録番号の記載された適格請求書を受け取る必要があります。
トヨタの残価設定ローンとインボイスの関係
トヨタの残価設定ローンを利用する場合、車の所有権はローン完済まで「トヨタファイナンス」に帰属することが一般的です。しかし、実際に車を販売し、請求書を発行するのは販売店となるため、インボイス登録番号は販売店のものが適用されます。
具体的には、以下のような関係になります。
- 販売店が車両を販売し、請求書を発行 → インボイス登録番号は「販売店のもの」
- トヨタファイナンスがローン契約を提供 → トヨタファイナンスのインボイスは金融サービスに関するもの
インボイスの発行元を確認する方法
インボイス登録番号を確認する方法として、以下の手順をおすすめします。
- 車両購入時に販売店から受け取った請求書を確認
- 請求書に記載されているインボイス登録番号をチェック
- 国税庁のインボイス登録番号検索システムで該当事業者を確認
販売店が適格請求書発行事業者である場合、販売店のインボイス登録番号が記載されているはずです。
トヨタファイナンスのインボイスは関係ある?
トヨタファイナンスは、車両の購入代金の支払いを分割で提供する金融機関の役割を果たしています。そのため、トヨタファイナンスが発行するインボイスは主に「利息や手数料に関するもの」となり、車両本体のインボイスとは異なります。
つまり、車両本体のインボイスは販売店から発行されるため、仕入税額控除を受けるためには販売店のインボイス登録番号を確認する必要があります。
まとめ
トヨタの残価設定ローンを利用して車を購入した場合、インボイス登録番号は「購入した販売店」のものが適用されます。トヨタファイナンスは金融機関としてローンを提供する役割を担っているため、インボイスの発行元にはなりません。
事業用として車両を購入し、仕入税額控除を受ける場合は、販売店から発行される適格請求書に記載されたインボイス登録番号を確認することが重要です。事前に販売店に確認しておくと安心です。
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