教習所でのバイク卒業検定、コースを完璧に走り切ったのに、最後の発着点での転倒…。その一瞬で「不合格なのか」と落ち込んでしまう方も多いはずです。この記事では、卒業検定における転倒の扱いや合否の判断基準、再挑戦に向けたアドバイスを詳しくまとめました。
卒業検定の転倒=即不合格?
基本的にバイク卒業検定では、転倒は重大減点(原則は即不合格)として扱われます。ただし、例外的に「軽微な転倒」とみなされる場合や、「検定停止対象外」と判断されることもあります。
特に降車時にゆっくりバランスを崩したケースなどでは、検定員の判断によっては減点のみで済むこともあるため、絶対に不合格と決まっているわけではありません。
教習所ごとの判断基準の違い
検定内容や採点基準は全国で共通ですが、実際の運用は教習所や検定員ごとに若干異なることがあります。たとえば以下のような対応が見られます。
- 発着点での足つきミスは減点のみで済む場合あり
- 完全に車体が横倒しになったら不合格扱い
- 降車後にスタンド掛け失敗→検定終了後なので不問
不安な方は、自校の指導員や事務窓口に基準を事前に確認しておくのがおすすめです。
実際の体験談:最後の転倒でどうなったか
例1:検定終了時にエンジン停止後、スタンドを立てる際に転倒→合格(走行中ではないためセーフ)
例2:発着点で左足が滑り、バイクが半分倒れた→不合格(走行終了前の転倒扱い)
例3:停止後の降車時、ハンドルバランス崩し右にバイクが傾いた→20点減点で済み合格
検定で転倒しないためのポイント
- 降車前に深呼吸: 緊張がピークになる降車時は一呼吸置くことでミス防止に。
- リアブレーキで静かに停止: フロントを強く握るとバランスを崩しやすくなります。
- 車体を真っ直ぐにしてからスタンド操作: 傾いた状態でサイドスタンドを出すと転倒しやすい。
もし不合格だったとしても…
卒業検定は緊張も含めての実力試し。最後の転倒で不合格になったとしても、再検定は通常1〜2日後に再受験可能です。
再検定料金は教習所によって異なりますが、3,000円〜5,000円程度。補習なしで再挑戦できるケースも多く、コースは同じなので一度走った経験が活きます。
まとめ
卒業検定で発着点の転倒があった場合、多くは不合格とされますが、状況によっては合格となる可能性もゼロではありません。
もし悔しい思いをしたとしても、それは「合格に限りなく近い証拠」。あと一歩です。落ち込まず、冷静に次の検定へ向けて気持ちを切り替えましょう。
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