スーパーカブで北海道一周ツーリングを計画すると、走行距離や移動時間を考えて「125cc化して高速道路を走れないか」と考える人もいます。しかし、排気量を変更する改造を行えば必ず高速道路を走れるようになるわけではありません。
この記事では、カブを125ccへ改造する場合の法的な扱い、高速道路走行の条件、ボアアップによるメリット・デメリット、北海道ツーリングで現実的な選択肢について詳しく解説します。
カブを125ccに改造すると高速道路を走れるのか
一般的に高速道路を走行できるのは、道路交通法上で排気量125ccを超える二輪車です。そのため、単純に50ccや90cc、110ccのカブを125cc相当に改造しただけでは、高速道路を走行できる区分になるとは限りません。
高速道路を走るためには、排気量だけではなく車両区分や登録内容が関係します。例えば原付二種として登録されている125cc以下のバイクは、一般道では便利ですが、高速道路や自動車専用道路を走行することはできません。
つまり「125ccにすれば高速道路OK」という認識は正確ではなく、高速道路走行を目的にするなら125ccを超える排気量の二輪車が必要になります。
カブのボアアップ改造で変わること
カブのボアアップとは、エンジン内部のシリンダーやピストンなどを変更して排気量を増やすカスタムです。パワーアップや登坂性能の向上を目的として行われることがあります。
例えば110ccのカブを125cc相当にすることで、発進時の力強さや荷物を積んだ時の余裕が増える可能性があります。北海道のような長距離ツーリングでは、向かい風や峠道で楽になるメリットがあります。
ただし、排気量変更にはエンジンだけでなく、クラッチ、ブレーキ、足回りなど車体全体とのバランスも重要です。改造内容によっては耐久性や信頼性に影響する場合があります。
排気量変更には登録手続きが必要
バイクの排気量を変更した場合、そのまま乗ることはできません。排気量変更に伴って車両区分が変わるため、自治体で登録変更などの手続きを行う必要があります。
例えば50ccのカブをボアアップして125cc相当にした場合、原付一種から原付二種へ区分変更する手続きが必要になります。手続きを行わずに乗ると、税金や保険、免許区分などで問題になる可能性があります。
また、改造車の場合は任意保険会社への申告も重要です。事故時に登録内容と実際の車両状態が違うと、トラブルになるケースがあります。
北海道一周ツーリングでカブを選ぶメリットと注意点
カブは燃費が良く、荷物を積みやすく、長距離ツーリングでも人気の高いバイクです。北海道の広い道路をゆっくり走る旅では、カブならではの楽しさがあります。
一方で北海道は都市間の距離が長く、強風や急な天候変化、長い上り坂などもあります。小排気量のカブでは、速度を維持できない場面や大型車との速度差が負担になることもあります。
例えば110ccクラスのカブなら一般道では十分活躍できますが、高速道路を使いたい場面では移動ルートの制限が出ます。そのため、フェリーや下道中心の旅程を組むことでカブの魅力を活かせます。
高速道路を使いたい場合の現実的な選択肢
北海道一周で高速道路を利用したい場合は、カブを改造するよりも、最初から高速道路走行可能な排気量のバイクを選ぶ方法が現実的です。
例えば150cc以上の軽二輪クラスなら高速道路を利用でき、燃費や取り回しの良さも比較的維持できます。また、250ccクラスであれば高速道路でも余裕を持って走行できます。
一方で、カブで北海道を楽しむこと自体は十分可能です。時間に余裕を持ち、一般道を中心に景色や道中を楽しむ旅なら、排気量以上の魅力を感じられるでしょう。
まとめ:カブの125cc化だけでは高速道路走行はできない
カブを125cc相当に改造しても、それだけで高速道路を走れるようになるわけではありません。125cc以下の車両は原則として高速道路を利用できないため、高速走行を目的とするなら別の排気量のバイクを検討する必要があります。
ボアアップは走行性能を高める有効なカスタムですが、登録変更や保険手続き、安全性まで考えて行うことが大切です。
北海道一周では、カブならではの燃費や気軽さを活かした旅も魅力的です。高速道路を使う旅なのか、景色や寄り道を楽しむ旅なのかを考えて、自分に合った車両選びをすることが快適なツーリングにつながります。


コメント