TW200のマスターシリンダー・サイドグラス交換時に、Oリングに耐熱シリコーングリスを塗布する作業が紹介されることがありますが、これは必須なのでしょうか?この記事ではその理由と代替案を解説します。
なぜOリングにグリスを塗るのか?
滑りを良くして取り付けを簡単にするためや、部品の摩耗を防ぐために塗布することがあります。
シール性を高める目的で使われることもありますが、正しく取り付ければ必須ではありません。
耐熱シリコーングリスの役割
ブレーキ周辺の高温環境でも性能が安定しやすく、Oリングのゴム素材を傷めにくいのが特徴です。
ただし、グリスが過剰だと油圧の伝達に影響を与える可能性があるため、少量の使用がおすすめです。
必須かどうか—結論
必須ではなく、補助的な役割です。塗布しなくても正常に動作しますが、塗った方が作業がしやすく、ゴムの寿命向上にもつながります。
もし使用するなら、少量を均一に塗るのがコツです。
代替品はある?
耐熱シリコーングリスの代わりに、一般的なシリコーングリスや鉱物油ベースのグリスでもOKです。
ただし、ブレーキ液との相性を考慮し、グリスの種類は確認しておきましょう。
実例: サイドグラス交換手順
以下は実際の交換時の手順例です。
ステップ | ポイント |
---|---|
1.古いOリングを取り外す | 劣化状態をチェック |
2.新しいOリングにグリスを薄く塗る | 滑りを良くし、取り付けやすくする |
3.グリスを拭き取り余剰を除く | 油圧伝達を妨げないように |
4.サイドグラスを元に戻す | 均一な圧力で締め付ける |
注意すべきポイント
- 使いすぎは🚫油圧に影響
- ブレーキ液と相性の良いグリスを選ぶ
- ゴムを傷めない素材を選ぶ
まとめ
サイドグラスOリングへの耐熱シリコーングリスの塗布は、作業性やゴムの保護に役立つが、必須ではないというのが結論です。少量・均一に塗ればスムーズに交換でき、トラブルの予防にもなります。
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