Aprilia RS50は軽量でスポーティな2ストロークバイクとして人気があり、走行性能やデザイン性の高さからファンの多いモデルです。しかし、純正ではタンデム(2人乗り)仕様でない場合もあり、後付けでステップを付けたいというニーズも少なくありません。本記事ではRS50に後付けタンデムステップを取り付ける可否や方法、注意点について解説します。
Aprilia RS50は基本的にソロライド設計
Aprilia RS50はモデルによりリアシートが設置されているものもありますが、多くはソロライド前提のデザインです。特にヨーロッパ仕様では軽量化やデザイン性を重視し、リアステップを省略した仕様も存在します。
そのため、後付けでのタンデムステップ追加は一部条件下でのみ可能であり、フレームの設計や強度によって取り付けの可否が異なります。
市販品で対応できるか?適合するステップを探す
RS50専用のタンデムステップは国内外でも流通が限られています。以下の方法で適合品を探すのが一般的です。
- 欧州のApriliaパーツ取扱ショップで純正パーツを検索
- ヤフオクやメルカリなど中古市場で純正ステップを入手
- 汎用品の汎用ステー+ステップキットを活用
ただし、汎用品は取り付けに加工を要する場合があるため、取り付け前にステーの位置やフレーム強度を確認しましょう。
取り付け位置の確認:どこに固定するのか?
後付けの際は、リアサブフレーム部分やスイングアーム付近のボルト穴を活用して固定することが多いです。しかし、フレームにネジ穴がない場合は穴開け加工が必要であり、フレーム構造を損なう危険もあるため注意が必要です。
車体を持ち上げてリア周辺を確認し、強度があり、かつ干渉のない位置を探すことが最初のステップです。
取り付けはショップに依頼したほうが安全
DIYでの取り付けも可能ですが、以下の理由から信頼できるバイクショップへの依頼をおすすめします。
- フレームの強度と位置を正確に判断できる
- 加工作業が必要な場合も、プロの技術で安全に対応
- 2人乗りに適したリアシートやステップの整合性を確認可能
特に、Webikeなどのカスタムパーツ専門サイト経由で購入し、取り付けを提携ショップに依頼するスタイルが安心です。
タンデム使用時の法的注意点
バイクを2人乗りにする場合は、安全性だけでなく、道路交通法の要件も確認しましょう。具体的には。
- 車検証に「乗車定員2名」と明記されているか
- 高速道路では免許取得から1年以上経過している必要がある
- ステップだけでなく、リアシートも装備が必要
この点を満たしていないと、たとえ物理的にタンデムステップを付けられても、法的には違法改造と判断される可能性があります。
まとめ:慎重な確認とプロの相談が成功のカギ
Aprilia RS50にタンデムステップを後付けすることは可能な場合もありますが、車体の設計や法的条件によって対応が分かれます。取り付けを検討する際は、パーツの適合性・フレーム構造・法的な要件の3点を必ず確認し、可能であればショップと相談して進めましょう。
安全かつ合法にタンデム仕様にカスタムすることで、RS50の楽しみ方も広がります。
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