運転免許を取得する際、特に普通免許と準中型免許の取得可能年齢について、正確な情報を知りたい方も多いかと思います。「準中型免許は何歳から取れるのか?」「普通免許と年齢が違うのか?」といった疑問について、この記事では日本の現行(2025年4月現在)の運転免許制度における主要な免許の取得可能年齢と、それぞれの免許で運転できる車両について、正しい情報を解説します。
普通免許について
- 取得可能年齢: 満18歳以上
- 運転できる主な車両: 普通自動車(車両総重量3.5トン未満、最大積載量2トン未満、乗車定員10人以下)、小型特殊自動車、原動機付自転車。
- その他: マニュアル車(MT)とオートマチック車(AT)の両方を運転できる免許と、AT車のみ運転できるAT限定免許があります。
準中型免許について
- 取得可能年齢: 満18歳以上
- 運転できる主な車両: 準中型自動車(車両総重量3.5トン以上7.5トン未満、最大積載量2トン以上4.5トン未満)、普通自動車、小型特殊自動車、原動機付自転車。
- ポイント: 準中型免許は、普通免許で運転できる車両に加えて、より大きなトラック(いわゆる2トントラックなど)を運転できるようになる免許です。運送業などで働く際に役立つことがあります。取得可能年齢は普通免許と同じく満18歳以上です。(この免許は2017年3月12日に施行された免許制度改正により新設されたものです。)
誤った情報にご注意ください:一部で「準中型免許が16歳から取得可能になる」といった情報が見られることがありますが、それは誤りです。現行制度では18歳から取得可能です。
AT限定解除について
- 概要: 普通免許(AT限定)を持っている方が、MT車も運転できるようにするための手続き(審査)です。
- 方法: 指定自動車教習所で所定の技能教習を受け、技能審査に合格する必要があります。運転免許試験場で技能審査を受ける方法もあります。
- 年齢要件: AT限定普通免許を取得できる満18歳以上の方が対象です。
16歳から取得できる免許は?
現行制度で満16歳以上から取得できる主な免許には、以下のものがあります。
- 原動機付自転車免許(原付免許)
- 小型特殊自動車免許
- 普通自動二輪免許(400cc以下のバイク、AT限定含む)
まとめ:正確な情報に基づいて免許取得を
運転免許の取得可能年齢は、免許の種類によって定められています。普通免許と準中型免許は、どちらも満18歳以上で取得可能です。準中型免許は、普通免許よりも大きな車両を運転できる免許であり、16歳から取得できるという情報がありましたが、それは誤りです。
16歳から取得できる免許には原付免許や普通二輪免許などがあります。免許取得を検討される際は、ご自身の年齢や運転したい車両の種類に応じて、警察庁や都道府県警察、運転免許センター、指定自動車教習所などが提供する最新かつ正確な情報を確認するようにしてください。
コメント
準中型免許が16歳から取れるのに
普通車免許が18からって矛盾してません?
ご指摘いただきありがとうございます。
「準中型免許が16歳から取れるのに普通車免許が18歳からって矛盾してません?」というご指摘は、まったくもっておっしゃる通りです。
記事の内容を確認したところ、準中型免許の取得可能年齢に関する記述を含め、2025年4月からの制度変更に関する記述全体に重大な誤りがありました。混乱を招く情報を記載してしまい、大変申し訳ございません。
現在の日本の運転免許制度において、準中型免許の取得可能年齢は、普通免許と同じく満18歳以上です。16歳から取得できるという記述は誤りです。また、記事内で述べられている「2025年4月からの普通免許制度の変更(MT免許の条件緩和、AT限定解除の簡素化、準中型免許の新設・16歳からの取得)」といった内容は、現時点(2025年4月21日)で予定されている公式な情報ではありません。