ヤマハのドラッグスタークラシック400は、カスタムベースとしても人気の高いクルーザータイプのバイクです。マフラー交換を検討されている方も多いと思いますが、ネジのサイズやO2センサーの延長について悩む方も少なくありません。この記事では、社外マフラーへの交換にあたり確認しておきたいポイントを解説します。
マフラー固定ボルトのサイズについて
純正マフラーを固定しているボルトは、多くの年式でM8サイズ(ピッチ1.25、長さ約25~30mm)が使用されています。特にエキパイをシリンダーヘッドに固定する箇所では、耐熱性と防錆性を考慮してステンレスボルトに交換するのがおすすめです。
ナット側にはフランジナットまたはスプリングワッシャーの併用を推奨します。ネジ山が錆び付いている場合は、CRCなどの潤滑剤で事前処理し、慎重に緩めましょう。
O2センサーの延長が必要な理由
ドラッグスタークラシック400の一部の社外マフラーでは、O2センサーの取り付け位置が純正と異なる場合があります。その結果、純正のセンサーハーネスが届かないことがあり、延長が必要になります。
この場合、O2センサー延長ハーネスを使用するのが一般的です。2ピンタイプで、ヤマハ車共通のカプラーに適合する汎用延長キットがAmazonやオークションで販売されています。
適合する延長O2センサーの選び方
センサー自体を長いものに交換するより、延長ハーネスを使用するほうが確実で安全です。選ぶ際のポイントは以下の通りです。
- 2ピンタイプのカプラー形状を確認
- 長さは30cm〜50cmが使いやすい
- 高温に耐える耐熱被膜付きの製品を選ぶ
なお、取り付け時はハーネスの取り回しが重要です。エンジンや排気系の熱源からできるだけ離して固定するようにしましょう。
実際のユーザー事例と注意点
実際にドラスタ400に社外マフラー(モリワキ製)を装着したユーザーの事例では、「M8×30mmのボルトにステンレス製スプリングワッシャーを使用」「O2センサーはエーモンの延長ケーブル(2ピン/50cm)で対応」とのことでした。
ただし、年式やマフラーブランドによって個体差もあるため、必ず現車で寸法やカプラー形状の確認を行いましょう。不明点があればショップに相談するのが安全です。
まとめ:下準備が仕上がりを左右する
ドラッグスタークラシック400のマフラー交換では、ボルトサイズやO2センサーの延長がポイントになります。M8サイズの防錆対応ボルトを用意し、必要に応じて2ピン対応の延長ハーネスを使うことで、スムーズに社外マフラーへ換装できます。
少しの事前確認と準備が、作業のスムーズさと仕上がりのクオリティに大きく影響します。安心してマフラーカスタムを楽しむためにも、ぜひこの記事の内容を参考にしてください。
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