高速道路が使えない125ccクラスのバイクで長距離を走るのは、一見ハードルが高そうに思えますが、計画をしっかり立てれば安全かつ快適な旅が可能です。この記事では、お盆休みに名古屋から広島まで下道で行くルートと走りやすい道、さらには休憩スポットや注意点まで網羅して解説します。
名古屋から広島までの基本ルート構成
高速道路を使わずに名古屋から広島へ向かう場合、国道1号線や国道2号線を軸にしたルートが基本となります。以下は代表的な構成です。
- 名古屋〜岡崎:国道1号
- 岡崎〜豊橋〜浜松:国道1号
- 浜松〜静岡(浜松は経由せずにスキップすることも可)
- 静岡〜岡山〜福山〜広島:国道2号
ただし、全区間を通して国道2号を利用すると交通量が多くトラックも頻繁に走るため、部分的に県道や旧道に逃げることも検討しましょう。
おすすめの走りやすい区間と避けたいエリア
交通量が少なく景観も良いおすすめの区間は以下です。
- 岡崎〜豊橋間:国道1号の海沿いルートは信号も少なく走りやすい
- 姫路〜備前(岡山手前):山陽路の田園風景と開放感ある区間
一方、避けたい区間。
- 大阪市内:国道1号・2号ともに渋滞が常態化しており通過に時間がかかる
- 広島市周辺の国道2号:信号が多く、流れが悪い場合も多い
大阪〜神戸は国道43号や湾岸の県道などに迂回するのが現実的です。
所要日数と1日の走行距離の目安
名古屋〜広島間は約600km。125ccバイクで無理なく走るには、1日あたり200〜250kmを目安にしましょう。2泊3日〜3泊4日が現実的な行程です。
実際の例として、筆者は1日250kmペースで3日かけて走破した経験があります。早朝出発・日中は観光・夕方には宿へ到着というリズムを保てば疲労も最小限に抑えられます。
休憩スポットと補給計画の立て方
コンビニや道の駅、ガソリンスタンドの事前確認は必須です。特に田舎道では100km近く補給ポイントがないことも。以下のようなスポットをルートに組み込みましょう。
- 道の駅 藤川宿(愛知県岡崎市)
- 道の駅 赤穂(兵庫県赤穂市)
- 道の駅 笠岡ベイファーム(岡山県笠岡市)
夏場は熱中症対策として、毎回の休憩時に水分補給と日陰でのクールダウンを忘れずに。
お盆期間ならではの渋滞・気象への備え
お盆休みは交通量が増えるため、郊外でも渋滞が起こりがちです。朝5時〜6時の早朝出発、午前10時頃に長めの休憩、夕方前には宿に到着するペース配分が理想的です。
また、午後のゲリラ豪雨対策としてレインウェアを常に携行しましょう。スマホアプリで天気を確認しつつ、屋根付きの休憩ポイントを早めに見つけるのもコツです。
まとめ:下道でも安全で楽しい旅は可能!
125ccバイクで名古屋〜広島間を往復するには、綿密なルート選定と計画が重要です。国道1号・2号を軸にしながら、都市部はうまく県道に逃げ、無理のないペースで走ることが成功のカギとなります。
旅の醍醐味は景色や地元グルメとの出会いにもあります。安全第一で、夏のロングツーリングを楽しんでください!
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