バイクに初めて乗るとき、「性能」か「デザイン」かという選択に悩む方は少なくありません。特にイタリアンデザインに惹かれている方にとっては、見た目の美しさは非常に大きな要素です。本記事では、初バイクとして検討されることの多い3車種「ベネリ インペリアーレ400」「ドゥカティ スクランブラーSIXTY2」「トライアンフ スピード400」について、初心者目線で比較・解説します。
ベネリ インペリアーレ400:クラシカルでゆったりした乗り味
イタリア生まれで中国資本傘下のベネリ。インペリアーレ400はクラシックな外観と穏やかな特性が魅力です。
良い点:空冷単気筒エンジンによる鼓動感、足つきの良さ、取り回しやすさ。高速より街乗り向きで、トコトコ走るのにぴったりです。
悪い点:加速性能は控えめ。都内で使うには十分ですが、高速巡航には若干物足りなさを感じるかもしれません。あとパーツ供給が国産に比べやや不安定。
ドゥカティ スクランブラー SIXTY2:スタイル重視の都会派バイク
ドゥカティのエントリーモデルであるSixty2は、400ccのVツインエンジンと洗練されたデザインが特徴。
良い点:ドゥカティブランドとしての所有感、ツインエンジンのトルク感と心地よい排気音、デザイン性の高さ。走りもシャープで、都市部+高速という使い方にちょうどいい性能。
悪い点:維持費がやや高め。定期点検やパーツ交換に国産ほどの気軽さはありません。また、クラッチが重いという声も。
トライアンフ スピード400:欧州プレミアム感と国産並の実用性
インドのバジャージと協業したグローバルモデル。洗練されたデザインと扱いやすさを両立。
良い点:水冷単気筒ながら力強い出力と軽快な操縦性、ABS・トラクションコントロール標準装備など安全面でも優秀。価格も良心的で維持費も比較的抑えられる。
悪い点:まだ新しいモデルのため、実際の耐久性やパーツ供給状況は未知数な面があります。
街乗り+高速、初心者でも扱いやすいのは?
都内での街乗りから高速道路まで視野に入れるなら、ドゥカティ Sixty2 か トライアンフ スピード400 がバランス良し。どちらも軽快な走りと安全装備が揃っており、取り回しも悪くありません。
一方、ベネリ インペリアーレ400は、デザイン重視でゆったり走るスタイルにピッタリ。ロングツーリングよりも、近距離を「味わって走る」楽しみがあります。
実際のオーナーたちの声から見る選び方
ベネリのオーナー:「とにかく雰囲気が好きで買いました。スピードは求めず、カフェや公園巡りに最適」
ドゥカティオーナー:「初バイクでも慣れれば楽しい。おしゃれで映えるし、走りも本格派です」
トライアンフの新規ユーザー:「価格の割に装備がしっかりしていて安心感がある。これからバイクに慣れていくにはベストでした」
まとめ:デザイン重視なら「好きな1台」にこだわる価値がある
初めてのバイクだからこそ、「心がときめく一台」に乗ることが長く楽しむコツです。整備や維持のハードルは多少あっても、それを乗り越える価値はあります。
最終的には、自分がワクワクするかどうかが大切。見た目に惹かれて選んだ1台が、あなたのライフスタイルを一気に変えてくれるかもしれません。
コメント