マイナンバーカードに免許情報を統合できる「マイナ免許証」が2025年3月24日から始まりました。
従来の紙免許証と新制度をどう使い分けるか、2枚持ちのメリット・デメリットをわかりやすく整理します。
② 「2枚持ち」で使い分けは可能?
マイナ免許証と従来の免許証を両方保有する「2枚持ち」なら、運転時にどちらか一方だけ携帯すれば問題ありません。そして車用・バイク用と使い分ける必要もなく、免許としていつでも有効です。
これは制度上、マイナ免許証でも従来免許証でも「いずれか一方の携帯」で運転が認められるためで、車やバイクと用途別に切り替えるような運用をする必要はありません。
① なぜ「どちらか一枚」でよいのか
道路交通法の改正により、以下のいずれかの保持で運転が可能と明記されています:
・マイナ免許証のみ
・従来免許証のみ
・両方持ち(2枚持ち)
いずれの場合も、運転時にいずれかの免許証を所持すれば違反とならないため、車・バイクで別々に持ち替える必要はありません。
③ 「2枚持ち」のメリット・デメリット
メリット
- 片方を紛失しても運転可:IC不具合時にどちらかで対応可能。
- オンライン更新や手続きでマイナ免許証の利便性を利用しつつ、従来免許証を控えとして保持できます。
デメリット
- 更新時の手数料が増加:従来・マイナ両方更新が必要でコスト上昇 :contentReference[oaicite:0]{index=0}。
- 管理が2重になる手間がかかります。
④ 他の持ち方との違い
「1枚持ち(マイナ免許証のみ)」は更新や手続きが最安ですが、紛失時にIC再発行まで運転不可期間が約1週間あります :contentReference[oaicite:1]{index=1}。
「従来のみ持ち」は今まで通りですが、オンライン講習や住所変更ワンストップなどの新制度メリットを受けられません。
⑤ 車用とバイク用の用途別使い分けは不要
制度的には「車用にマイナ、バイク用に従来」といった使い分けは必要ありません。いずれか一枚の所持で運転可能なので、車種に応じた使い分けは制度上意味がないのです。
まとめ
「2枚持ち」は万一の紛失リスク軽減と新制度の利便性を併せ持つバランス型の選択ですが、その分コストと手間もかかります。
車・バイクで使い分けたいという発想自体は不要で、実際には用途に関係なくどちらか一枚を携帯すればOKです。
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