昭和48年(1973年)式750RS(Z2)車体番号10xxに“カマボコフォーク”を装着した例をもとに、Z1由来の可能性と見極めポイントをご紹介します。
カマボコフォークとは何か?
「カマボコフォーク」とは、Z1/初期Z2に使用された特徴的なフロントフォーク形状の俗称です。
昭和48年1月から生産されたZ2の最初期モデル(車台番号10〜20番台)は、まさにそのフォークを装備していた時期です:contentReference[oaicite:0]{index=0}。
車台番号10xxはZ2最初期の証?
京都コンピュータ学院の研究でも、Z2の試作および初期製造分(10番台)はZ1由来部品を多く含み、カマボコフォークの装着が実証されています:contentReference[oaicite:1]{index=1}。
したがって、48年式750RS車体番号10xx+カマボコフォークの組み合わせは、Z2の初期ロットである可能性が非常に高いです。
Z1のフォークとの違いは?
Z1用とZ2用で基本設計は同じですが、適合性や細部に差異がある場合も。Z2用であればピッチやインナーチューブ径などが微調整されている場合があります。
改造やリプロ部品でZ1から流用された可能性もありますが、純正時期を考えると仕様としてのカマボコフォーク装着は自然な流れと言えます。
実車確認ポイントまとめ
チェック項目 | 確認内容 |
---|---|
フレーム番号 | 車体番号10xx番台 → 初期Z2 |
フォーク形状 | 蒲鉾形状(初期タイプ)か |
部品刻印 | Z2純正品番があればより確実 |
Z1からの非純正流用だった場合
リプロフォークやZ1実装部品を後付けしたケースもあり得ます。その場合は刻印や構造的にZ1準拠であるかをチェックして判断すると良いでしょう。
まとめ
車体番号10xxの48年式750RSにカマボコフォークが装着されている場合、それはZ2最初期ロットによる純正装備の可能性が極めて高いです。
ただし、後付けの流用パーツである可能性もあるため、刻印や実車構造をよく確認することをおすすめします。
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