トヨタ・50系プリウスの純正ナビを、ATOTO製のAndroidナビ(S8シリーズ)に交換したいと考えるオーナーは近年増えています。大画面・多機能・コスパの良さで人気のATOTO S8ですが、9インチまたは10インチモデルの取り付けには注意点があります。本記事では、取り付けの可否や必要部品、注意点まで詳しく解説します。
ATOTO S8シリーズの特徴と選び方
ATOTO S8シリーズはAndroidベースで操作性が高く、Apple CarPlay・Android Auto・ナビ・ミラーリング・各種アプリ対応など多機能でありながら比較的リーズナブルな価格で入手可能です。
9インチモデルは一般的な2DINに準拠した取り付けがしやすく、10インチモデルはディスプレイが浮き出た構造の「フローティング型」が主流のため、車両側の干渉に注意が必要です。
50系プリウスへの取り付け可否
50プリウスは2DINサイズのナビスペースがあるため、ATOTO S8の9インチモデルは比較的スムーズに取り付け可能です。ただし、10インチモデルを選ぶ場合は、フローティングディスプレイがエアコンパネルやシフトノブと干渉しないか事前確認が必要です。
インパネデザインとのバランスや視界への影響にも注意し、設置後の操作性を確保できるかチェックしましょう。
必要な取り付け部品一覧
- ATOTO S8 本体(S8 Standard, Premium, Ultraなど)
- プリウス(50系)専用ナビ取り付けキット(パネル・ブラケット・配線など)
- ステアリングリモコンアダプター(例:Axxess ASWC-1、PAC SWIなど)
- 変換ハーネス(トヨタ車用20ピン・28ピンなど)
- バックカメラ用RCA変換ケーブル(純正バックカメラを流用する場合)
- 車速・リバース・パーキング信号取り出し用配線(ナビ機能の精度向上)
ステアリングリモコンや純正バックカメラを活かすためには、車種ごとの専用変換ケーブルや設定が必要です。信号線の接続に関しては車両配線図を確認し、必要に応じて電装知識のある業者に依頼するのが安心です。
設置時の注意点と配線のポイント
ATOTOナビは本体側でステアリングリモコンやバックカメラの設定を細かく行う必要があります。特に、S8シリーズはCAN信号に対応していないため、リモコン信号はアナログ入力で設定する必要があります。
また、10インチモデルを取り付ける際は、ディスプレイの可動角や干渉物の確認を慎重に行いましょう。内装加工が必要になる場合もあるため、無加工設置を希望する方は9インチモデルが無難です。
実際のユーザー事例と満足度
「50プリウスにS8 Premium(9インチ)を取り付けたが、純正パネルとの相性も良く、ステアリングリモコンも問題なく使えている」といった報告もあります。また、YouTubeなどにはDIYで取り付けた動画も多く投稿されており、情報収集しやすい点も魅力です。
「10インチを付けたらエアコンパネルが少し見づらくなった」という声もあり、事前確認が重要です。
まとめ:50プリウスにATOTO S8は取り付け可能!準備と確認をしっかりと
50系プリウスにATOTO S8(9インチまたは10インチ)を取り付けることは十分可能です。ただし、10インチは物理的干渉の可能性があるため、事前の現車確認が必須です。
必要なパーツ(専用ハーネス、変換アダプターなど)を揃えれば、純正ステアリングリモコンやバックカメラも流用できるため、機能性も損なわず快適なナビ環境を構築できます。取り付けに不安がある場合は、専門業者に相談するのも一つの方法です。
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