AWL10型10系GSに車高調を装着する際には、適切なトルクで部品を締め付けることが安全かつ効果的な仕上がりの鍵になります。本記事では、足回りパーツごとの推奨トルク値や注意すべきポイントを整備マニュアル準拠で詳しく解説します。
足回りパーツ別の規定トルク一覧
まずは主要パーツのトルク値を表で確認しましょう。
パーツ | トルク値 |
---|---|
ショックアブソーバー上部固定ボルト | 65 N·m |
ショック下部取付ナット | 110 N·m |
スタビライザーブラケットボルト | 70 N·m |
アッパーマウント固定ナット | 30 N·m |
※あくまで参考値のため、正確には整備手帳をご確認ください。
トルク管理の重要性と使う工具の選び方
適正トルクで締め付けないと:
- 緩むと異音・ガタつきの原因
- 締めすぎると部品変形やねじ山損傷のリスク
使用する工具は信頼性あるトルクレンチがおすすめです。PN・JLタイプなど車載工具では限界があるので購入を検討しましょう。
締め付け時の実例と手順
以下は典型的な車高調装着フローとトルク管理を合わせた手順です。
- 車高調をセットしロアナットを仮締め(50 N·m)
- 車体を降ろしジャッキオフ後、メインボルトを指定トルクで締め付け
- アッパーマウントは車体上でトルク具合をチェック
- 最後に全体トルクを再確認
このように段階的に締めることで歪みを防ぎましょう。
トラブル防止のチェックポイント
装着後は以下に注意:
- 1週間走行後に全トルクを再確認
- シート下のカバーやアッパーマウント部は再点検を
- 走行音で異常があればすぐ点検
定期点検こそが安全なカスタムの鍵です。
まとめ:安全な車高調導入にはトルク管理が命
10系GSに車高調を導入する際は、適切なトルク管理が最も重要です。本記事のトルク参考値と手順をもとに、工具を揃え、焦らず慎重に施工してください。アライメント調整や再点検も忘れずに、安全で快適な足回りに仕上げましょう。
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