身長が低いことを理由に大型バイクをあきらめる必要はありません。特に最近では、足つき性を考慮した車種選びやカスタム手段が増え、153cmでも大型バイクに乗ることは十分可能です。この記事では、身長153cmの女性ライダーがドゥカティ・パニガーレなどの大型バイクに挑戦するための現実的な方法を紹介します。
身長153cmで大型バイクに乗るのは可能?
153cmという身長は、たしかに標準よりも低めですが、不可能ではありません。実際に150cm台のライダーで大型バイクに乗っている人も多く存在しています。重要なのはバイクの重心や足つき、取り回しの工夫です。
ただし、いきなり900cc超のフルカウルスポーツバイクに挑戦するのはハードルが高いため、段階的にステップアップするのがおすすめです。
足つき性を改善する3つの方法
- ローダウンキット:サスペンションリンクやシートの厚みを変えることでシート高を数cm下げることができます。
- 薄型ローダウンシート:メーカー純正オプションや社外シートを使うことで足つきを改善。
- 厚底ブーツの活用:2〜4cm底上げされたバイクブーツで接地面を増やします。
これらを組み合わせることで、約5〜6cmの足つき改善が期待できます。特にパニガーレは高めのシート高(約830mm)なので、これらの対策は必須です。
おすすめのバイク車種(初心者〜大型まで)
免許取得後すぐに大型を目指す場合でも、扱いやすい車種を選べば安心です。
- ホンダ CB400 Super Four(中型): 低重心で取り回しやすく、教習所車両でもおなじみ。
- ヤマハ MT-07(大型): 軽量でコンパクト、女性ライダーからの評価も高い。
- ドゥカティ モンスター797: パニガーレより軽量で足つきも比較的良好。
段階的にバイクを乗り継いでいくことで、技術も自信もつき、より大型バイクへの移行がスムーズになります。
実際に乗っている女性ライダーの声
身長152cmの女性ライダーが、モンスター821にローダウン+厚底ブーツで乗っている例があります。最初は立ちゴケもあったものの、今ではツーリングも楽しんでいるとのこと。
また、パニガーレV2に乗る154cmの女性は、サスペンションリンクを変更し、フルカスタムで足つき確保に成功しています。
無理なく大型バイクに近づくための免許ステップ
いきなり大型二輪免許を目指すことも可能ですが、まずは普通二輪免許を取得して中型バイクで練習する方がリスクは低く、操作にも慣れやすくなります。
教習所によっては、実車にまたがって足つきの相談ができるところもあるので、入所前に試乗確認をするのも良い方法です。
まとめ
身長153cmの女性でも、大型バイクに乗る夢は叶います。パニガーレのようなスポーツバイクはハードルが高いかもしれませんが、ローダウンや装備の工夫次第で現実的な選択肢となり得ます。焦らずステップを踏み、まずは自信の持てる1台から始めてみてはいかがでしょうか?
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