2022年10月以降の後期型タントカスタム(LA650S/LA660S)は、純正LEDフォグにL1B形状が採用されており、VELENOなどから交換用LEDバルブが販売されています。より明るいL1Bバルブを使用する際、純正フォグユニットの耐熱性を考えてユニットごと交換したいと考えるケースもあります。
ここで注意したいのが、「L1Bバルブが装着できること」と「前期用として販売されているフォグランプユニットが後期にも装着できること」は別問題だという点です。
VELENOが公開しているL1B用フォグランプユニットの現行適合情報では、タントカスタムLA650S/LA660SはR1.7~R4.9、つまり前期型が対象として明記されています。R4.10以降の後期型は、そのユニットの適合車種には掲載されていません。したがって、前期用ユニットを後期LA660Sへ確実に装着できると判断して購入するのは避けたほうが安全です。[参照:VELENO L1B対応フォグランプユニット]
LA660S後期タントカスタムのフォグバルブ自体はL1B
まず整理しておきたいのが後期型のフォグランプ仕様です。VELENOのL1B形状バルブ適合表では、タントカスタムのR4.10以降、型式LA650S/LA660Sについて全グレードがL1B適合として掲載されています。[参照:VELENO L1B形状バルブ車種適合表]
したがって、後期型タントカスタムについて「L1B用LEDバルブを交換する」という方向性自体はメーカーの適合情報と一致します。
一方で、これはあくまでL1B形状の交換バルブについての適合です。フォグランプを車体へ固定するユニット全体の形状や取付位置まで前期型と共通であることを意味するわけではありません。
VELENOの耐熱フォグユニットはLA650S・LA660S前期が適合対象
VELENOが販売している「LEDフォグランプユニット ダイハツ/日産/三菱 純正LED対応(L1B)」の適合情報を見ると、ダイハツ・タントカスタムについてR1.7~R4.9(LA650S/LA660S)と記載されています。
VELENOのオンラインショップでも同様に、タントカスタムについて「R1.7~R4.9(LA650S/LA660S 前期)」と明記されています。さらに同社は、仕様などによって形状が異なる場合があるため現車確認を行い、装着可否が不明な場合にはフォグランプ正面の写真とともに問い合わせるよう案内しています。[参照:VELENO フォグランプユニット]
つまりメーカー公表情報を基準にする限り、前期用として販売されている当該ユニットについて、2022年10月以降の後期LA660Sへの適合確認は取れていないと考えるのが安全です。
「同じLA660Sなのになぜ?」型式が同じでも灯具は変わることがある
タントカスタムはマイナーチェンジ後もLA650S/LA660Sという型式が使われています。そのため「型式がLA660Sなら前期用部品も付くのでは」と考えやすいのですが、自動車部品の適合では型式だけで判断できない場合があります。
マイナーチェンジではバンパー、グリル、ランプ、ブラケットなどの形状が変更されることがあります。同じ車両型式でも、年式によって部品番号や取付構造が異なることは珍しくありません。
今回のケースでも重要なのは「LA660S用」という部分だけではなく、R1.7~R4.9という適合年式です。納車予定車がR4.10以降の後期型なら、前期用という記載を無視して購入するのはリスクがあります。
後期型はユニット交換をせずL1Bバルブだけ交換できる
後期型タントカスタムでは、純正LEDフォグに対応するL1B形状の交換バルブが利用できます。VELENO自身も、タントカスタムR4.10以降のLA650S/LA660SをL1Bバルブの適合車種として掲載しています。
そのため「黄色いフォグにしたい」「純正より明るくしたい」という目的だけなら、必ずしもフォグランプユニットそのものを交換する必要はなく、対応するL1Bバルブへの交換という方法があります。
例えばVELENOのL1B対応製品では、後期タントカスタムが対応車種として案内されている製品があります。[参照:VELENO L1B LEDフォグランプ]
高光量LEDなら発熱とユニットへの負担も考える
LEDはハロゲンより消費電力が小さいイメージがありますが、高出力タイプではLED素子やドライバー回路から相応の熱が発生します。そのため高光量製品ではヒートシンクやファンなどを利用して放熱する設計が採用されています。
ただし「明るいL1Bを装着すると必ず純正台座が溶ける」と一律に判断することもできません。発熱量や放熱構造は製品ごとに異なり、灯具との組み合わせや使用環境にも左右されます。
高光量バルブを使いたい場合は、バルブメーカーが後期LA660Sへの適合を正式に確認している製品を選ぶことが第一です。さらにメーカーが純正ユニットのままでの使用を前提としているのか、専用ユニットを推奨しているのかも確認すると安心です。
前期用ユニットを加工して付ける判断はおすすめしにくい
社外パーツでは、メーカー適合表に掲載されていない車種でも加工によって装着できるケースがあります。しかしフォグランプは「固定できれば終わり」ではありません。
取付剛性、防水性、バンパーとの位置関係、光軸調整、配光などを適切な状態にする必要があります。特に非常に明るいLEDへ変更する場合、光軸が上を向いていると対向車などへの強い眩惑につながります。
新品車両へ取り付けるのであれば、適合未確認の前期用ユニットを加工するより、後期型への適合が正式に確認された製品を使用するほうが合理的です。
購入前にVELENOへ現車情報を伝えて確認するのが確実
前期用ユニットをすでに候補にしている場合、最も確実なのはメーカーへ直接適合確認を取ることです。VELENO自身も、ユニットの装着可否が不明な場合にはフォグランプを正面から撮影した写真とともに問い合わせるよう案内しています。
問い合わせる際には「タントカスタム後期」「LA660S」「初度登録年月」「グレード」を伝え、候補商品の品番または商品ページを示して確認すると話が早くなります。納車前なら車台番号確定後に販売店で純正フォグユニットの部品番号を確認してもらう方法もあります。
Amazonなどの販売ページに「LA650S/LA660S」とだけ書かれていても、メーカー公式情報がR4.9までなら、年式まで含めたメーカー適合情報を優先して判断するのが安全です。
まとめ:LA660S後期はL1Bバルブ適合だが、前期用VELENOユニットは別問題
2022年10月以降のタントカスタム後期LA650S/LA660Sについて、VELENO公式の適合表ではL1B形状の交換用LEDバルブは適合車種として掲載されています。そのためL1Bバルブへの交換は可能です。
しかし、VELENOのL1B対応フォグランプユニットについては、公式情報でタントカスタムR1.7~R4.9の前期型が対象として掲載されています。したがって「LA660Sという型式が同じだから後期にもそのまま付く」と判断することはできません。
納車予定の後期LA660Sへ前期用ユニットを購入するなら、注文前にVELENOへ商品品番と車両年式・グレードを伝え、後期型への装着可否を確認するのが確実です。高光量化を目的とする場合も、単純な明るさだけでなく、メーカー適合、放熱、防水、光軸・配光まで含めて選ぶことが安全なフォグランプカスタムにつながります。

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