コンパクトSUVとして人気の高いトヨタ・ライズ。2021年にハイブリッドモデルも登場し、ガソリン車とどちらを選ぶべきか悩む方も増えています。この記事では、あえてガソリン車を選ぶ理由や、両モデルの違いについて、実例を交えながらわかりやすく解説します。
ライズのハイブリッド車とガソリン車の違い
トヨタ・ライズには「1.2L ハイブリッド(e-SMART HYBRID)」と「1.0L ターボガソリン(3気筒)」の2つの主要パワートレインがあります。ハイブリッドはモーター主体の走行で燃費性能が高く、ガソリン車は軽快な加速が魅力です。
例えば、WLTCモード燃費ではハイブリッドが約28.0km/L、ガソリン車は約18.6km/L(FFモデル)とされており、燃費差は明確です。
あえてガソリン車を選ぶメリット
価格が安いのが最大の利点です。ハイブリッドは200万円を超える価格帯が多いのに対し、ガソリン車はグレードによっては180万円前後から購入可能です。
また、構造がシンプルな分、メンテナンスコストも比較的抑えやすい点も見逃せません。走行距離が少なめの人や、街乗りがメインの人にとってはガソリン車で十分という意見もあります。
ハイブリッド車を選ぶメリット
一方で、ハイブリッド車は燃費の良さと静粛性が特徴です。特に信号の多い都市部では、EV走行が多くなりガソリン消費を抑えられます。またエコカー減税対象となる点も家計に優しいです。
走行距離が多い方、将来的な売却時のリセールバリューを気にする方には、ハイブリッド車の方がメリットが大きくなるケースがあります。
実際にどちらを選ぶ人が多いのか?
販売データや口コミを見ると、ハイブリッド車を選ぶ人がやや多い傾向にあります。ただし、若年層や初めての車購入者などは価格面でガソリン車を選ぶケースも依然として多いです。
たとえば、年間走行距離が5,000km程度の方がガソリン車を選んだ場合、10年乗っても燃費差による総費用の差額は10万円程度になることもあります。
自分に合った選び方のポイント
- 年間走行距離が多い → ハイブリッド車
- 予算を抑えたい → ガソリン車
- 街乗りメインで静粛性を重視 → ハイブリッド車
- シンプルな構造・メンテ重視 → ガソリン車
選ぶ際には、燃費だけでなく、初期費用・保険料・税金・修理代などのトータルコストをシミュレーションしてみることが大切です。
まとめ:どちらも正解。ライフスタイルに合わせて選ぼう
トヨタ・ライズのガソリン車とハイブリッド車は、それぞれにしっかりとしたメリットがあります。あえてガソリン車を選ぶという選択も、走行距離や使用環境によっては非常に合理的です。
購入前には試乗や販売店での相談を通じて、自分に合った一台を選ぶのが後悔しないコツです。
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