6Vのシャリーに90ccのカブエンジンを載せ、さらに12V化する改造を考えている方へ。エンジンの載せ替えと電気系統の変更は、技術的に可能ではありますが、いくつかのポイントに注意する必要があります。この記事では、CDIやポイントシステムについても触れながら、改造の可否や注意点について詳しく解説します。
シャリーとカブエンジンの組み合わせは可能か?
シャリーにカブのエンジンを載せることは、実際に多くのカスタムバイク愛好者が行っている改造の一つです。カブのエンジンは汎用性が高く、シャリーにも適合する場合があります。ただし、エンジンの取り付けには必要なマウントやシャフトの変更が伴う場合が多いため、事前にどの部品が必要かをしっかり確認することが重要です。
また、シャリーは元々6Vの電気系統を使用しており、これを12Vに変更するためには、必要な部品(12Vバッテリー、レギュレーター、ライトなど)の交換が必要です。この12V化により、点灯系やヘッドライトの明るさが改善されるなど、実用性が向上します。
CDI同士の交換の難易度
CDI(キャパシタンス・ディスチャージ・イグニッション)はエンジンの点火を制御する重要な部品であり、エンジンのパフォーマンスに大きな影響を与えます。シャリーのポイント式点火システムからCDIシステムに変更することは可能ですが、カブエンジンに合わせたCDIユニットを選ぶ必要があります。
また、ポイント式からCDIに変更する際には、点火時期や電気系統の調整が必要となるため、必ずそのエンジンに適したCDIを選び、取り付け方法を十分に理解することが大切です。エンジンが異なるため、純正のCDIユニットを使うことが多いですが、適合しない場合は、カスタム部品を利用することになります。
12V化に伴う必要なパーツと手順
12V化に必要なパーツには、12Vバッテリー、12V用のレギュレーター、ライト、ヘッドライト、ウィンカーなどが含まれます。12Vシステムに変更することで、電圧の安定性が向上し、ライトの明るさや電装系の安定性が改善されます。
12V化の手順としては、まず6Vから12Vに対応したバッテリーへ交換し、レギュレーターを12Vに交換します。次に、ライトやウィンカーを12V用に交換し、電気系統が正常に動作するように配線を調整します。これにより、シャリーの電装系が12Vに変更され、より快適な使用が可能になります。
まとめ
6Vのシャリーに90ccのカブエンジンを載せ、12V化することは技術的には可能です。必要なパーツを適切に選び、注意深く改造を行えば、シャリーをよりパワフルで実用的なバイクにすることができます。しかし、エンジンや電気系統の変更には注意が必要で、特にCDIの選定や電気系統の調整が重要です。改造に挑戦する前に、十分な準備と理解を持って取り組むことをお勧めします。
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