オイルフィルター交換時のオイルの取り扱いについて:ドライ状態での組み付けは問題ないのか?

車検、メンテナンス

オイルフィルター交換時に、エンジンオイルを100ml程度入れてから組み付けるというのが一般的な通説ですが、実際に行う際にいくつかの問題が生じることもあります。特に、オイルフィルターを取り付ける際にオイルがこぼれることが気になる方も多いでしょう。この記事では、オイルフィルターがドライの状態で取り付けても問題ないのか、またその場合の注意点について解説します。

オイルフィルター交換時の一般的な手順

オイルフィルター交換時には、フィルターに少量のエンジンオイルを塗布してから取り付けることが一般的です。この方法は、オイルフィルター内のオイルを補充するためと、フィルターのシール部分がスムーズに機能するようにするためです。しかし、オイルフィルターを取り付ける際にオイルがこぼれることが多く、これがストレスとなることもあります。

特に、フィルターの形状によっては、オイルが手や車体にこぼれやすくなります。そこで、オイルを事前にフィルターに塗布する必要が本当にあるのか、という点について再評価することができます。

オイルフィルターをドライで取り付けることの可否

オイルフィルターがドライの状態で取り付けても、特に支障はないと考えられます。エンジンオイルはエンジン内で循環するため、フィルターが初めてエンジンに装着されるときに、オイルは素早くフィルター内部に供給されます。エンジンが稼働し始めると、オイルが攪拌されてフィルターを通過し、問題なく機能します。

また、フィルター内にオイルを補充する目的は、エンジン起動時にフィルターのシール部分が乾燥して固着するのを防ぐことです。しかし、フィルターが完全に乾いていても、エンジンが動き出すとすぐにオイルは供給されるため、特に問題は生じないと考えられます。

オイル交換時の注意点

オイルフィルター交換時に気を付けるべきポイントは以下の通りです。

  • オイルの量に注意:オイル量は適切に管理し、オーバーフィルになることがないように気を付けましょう。オーバーフィルはエンジンに負担をかけ、故障の原因になる可能性があります。
  • 新しいフィルターの状態確認:交換するフィルターが新しく、破損していないかを確認しましょう。フィルターの不良が原因でエンジンオイルが漏れることもあるため、適切なものを使用することが重要です。
  • フィルターの取り付け位置:フィルターがしっかりと取り付けられているか、漏れがないか確認することが大切です。締め付けすぎに注意し、適切なトルクで取り付けましょう。

まとめ

オイルフィルター交換時にフィルターにオイルを入れるかどうかは、特に必須ではありません。ドライで取り付けても問題ない場合が多く、むしろ手間を省くことができます。ただし、オイル量やフィルターの状態、取り付け時の注意点をしっかり確認することが大切です。これにより、交換作業がスムーズに進み、エンジンのパフォーマンスを維持できます。

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