ホンダ ズーマー(Zoomer)は個性的なデザインと高いカスタム性で人気を集める原付バイクです。FI(フューエルインジェクション)仕様のズーマーでは、標準で燃料計が搭載されていないため、「あとどれくらい走れるのか不安」という声も多く聞かれます。本記事では、FI仕様ズーマーに燃料計を後付けするための選択肢や注意点について、わかりやすく解説します。
ズーマーFIとキャブ車の違いを理解しよう
ズーマーにはキャブレター仕様とFI(インジェクション)仕様の2タイプが存在します。キャブ仕様は燃料供給が機械式のため、後付け燃料計の選択肢も多く、キタコ製の燃料計なども対応しています。
一方、FI仕様は電子制御で燃料を供給する構造となっており、キャブ車用の燃料計がそのまま使えないことが多いため、注意が必要です。
ズーマーFIに燃料計を付ける代表的な方法
- 方法①:汎用燃料計+センサー付き燃料キャップを使用
市販の汎用燃料計に、タンクキャップやフィルター部にセンサーが付属したタイプを使用する方法があります。配線作業は必要ですが、見た目もスマートに仕上がります。
- 方法②:スマートフォン連携型の後付けセンサー
Bluetooth接続型の燃料残量センサーが登場しており、ガソリンの比重変化や圧力などを検知してスマホに表示するタイプもあります。多少コストはかかりますが、ズーマーFIにも比較的導入しやすいです。
- 方法③:燃費×距離で管理するデジタルメーター活用
燃料計そのものは取り付けず、燃費と走行距離を記録するサイクルメーター(例:デイトナ製)で「タンクの残量を予測」する方法も実用的です。
FI車にキャブ用燃料計は取り付け不可?
キタコなどが販売している「ズーマーキャブ車用燃料計」は、燃料ホースにセンサーを割り込ませる方式で、FI仕様には基本的に対応していません。誤動作や取り付け困難などのトラブルにつながる可能性があるため、流用は非推奨です。
仮に構造的に取り付けられても、電圧や燃料圧の違いにより正確な計測ができないため、専用品または汎用品を前提とした方法を選ぶのが無難です。
実際に取り付けたユーザーの声
「AliExpressで購入した汎用Bluetooth燃料センサーをタンク内に設置。スマホで残量が見られて便利です」(30代 男性)
「センサー付きキャップを使って、汎用デジタル燃料計と連携。少し加工が必要でしたが、ちゃんと動いています」(20代 バイク女子)
「燃費と走行距離を記録して管理。メーターをリセットしながら計測する手間はあるけど費用はゼロ」(学生ライダー)
まとめ:FIズーマーに燃料計を付けたいなら、工夫と情報収集がカギ
ズーマーFI車に燃料計を後付けするには、キャブ車用キットの流用は避け、汎用のセンサー+デジタル表示タイプを活用するのが現実的です。
作業の難易度はやや高めですが、DIYが得意な方なら十分対応可能です。不安な場合はバイクショップに相談し、取り付け可能なパーツの確認と工賃を見積もってもらうのも良い方法です。安心・安全にズーマーライフを楽しむためにも、正確な情報と適切なパーツ選びを心がけましょう。
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