RAV4 PHVにスマホホルダーを設置しようとして、両面テープがうまく貼り付かないという悩みは多くのオーナーが経験しています。この記事では、その原因とおすすめの対処法を解説します。
RAV4 PHVのダッシュボード材質とは?
RAV4 PHVのダッシュボードは、多くのグレードでソフトパッド仕上げのウレタン系樹脂が使われています。この素材は表面にシボ加工(凹凸模様)が施されており、柔らかく高級感のある質感を実現しています。
しかしこの凹凸と柔らかさが、粘着系の取り付けアイテムにとっては大敵。とくに両面テープや吸盤などがしっかり密着できず、時間が経つと剥がれてしまいます。
なぜ両面テープが効かないのか?
主な理由は以下の3点です。
- ダッシュボードの表面が微細な凹凸構造(シボ加工)である
- 素材が柔らかくて圧力が分散してしまう
- 表面の防汚コートなどで粘着力が発揮しにくい
このため、通常の両面テープでは密着力が不十分で、時間経過や高温・低温環境により剥がれやすくなります。
対策1:シボ面対応の専用両面テープを使う
3M製の「シボ面対応 両面テープ」は、凹凸のある内装に特化して設計されています。これを使用すればある程度の保持力を期待できます。
対策2:専用プレートやアタッチメントを使う
スマホホルダーの中には、あらかじめ付属の「平滑プレート」を貼り付けてから使うタイプもあります。これはシボ面との相性が悪い場合でも、プレートが中継材となり、吸着・貼り付けが安定します。
例:スマートフォンホルダーに付属する金属製ベースプレートをダッシュボードに貼る→その上にマグネットホルダーを設置、など。
対策3:エアコン吹き出し口に装着する
どうしてもダッシュボードに固定できない場合、エアコン吹き出し口用のホルダーがおすすめです。取り外しも簡単で、視界を妨げにくく、走行中の振動にも強いタイプが多く販売されています。
近年ではRAV4のエアコン形状にも対応する専用設計品も多数流通しており、安心して利用できます。
実際のユーザーの声
「両面テープが何度も剥がれたので、3Mのシボ面対応テープに替えたらしっかり固定できました!」という声が多数あります。
また、「吹き出し口取付タイプにしてから安定感もあり、スマホの画面も見やすくなった」との実体験も。
まとめ
RAV4 PHVのダッシュボードは高級感と耐久性に優れた素材ですが、粘着力を必要とするアクセサリー設置には不向きなことがあります。シボ面対応のテープやプレート、吹き出し口用アタッチメントなどを上手く使えば、スマホホルダーも快適に設置可能です。
素材の特性を理解し、適切なアイテムを選んで、安全・快適なカーライフを楽しんでください。
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