スズキDR-Z400Sを17インチホイールへ変更してモタード仕様にするカスタムは人気があります。オンロードでの旋回性能やタイヤ選択の幅が広がる一方で、SとSMではホイール周りの細かな仕様が異なるため、交換部品を間違えると装着できない場合があります。この記事では、DR-Z400Sを17インチ化する際に必要になる部品や、リアスプロケットの違い、ハブやハブダンパーを交換する理由について詳しく解説します。
DR-Z400SとDR-Z400SMのホイール仕様の違い
DR-Z400Sはオフロード走行を想定した21インチフロント、18インチリアのスポークホイールを採用しています。一方、DR-Z400SMはモタードモデルとして17インチホイールを装備し、舗装路での性能を高めています。
単純に17インチのリムへ交換すればよいように思えますが、実際にはホイール径だけではなく、ハブ、スポーク、ブレーキ位置、メーターギア、スプロケット周辺の仕様にも違いがあります。
そのため、純正SM用ホイールを流用する場合でも、Sへ装着するためには確認すべきポイントがいくつかあります。
リアスプロケットが互換しない理由
DR-Z400SとDR-Z400SMでリアスプロケットの互換性が異なる主な理由は、リアホイールハブ周辺の仕様が違うためです。
スプロケットは単に歯数だけで取り付けられているわけではなく、取り付け穴のピッチやボルト位置、ハブ側の形状によって適合が決まります。そのため、S用ホイールにSM用スプロケットをそのまま取り付けることができない場合があります。
つまり、問題になるのはスプロケット単体ではなく、スプロケットを固定するリアハブ側の違いです。
リアスプロケット交換だけで対応できるケース
17インチホイール化で使用するホイールがDR-Z400SM純正の場合は、基本的にSM用リアスプロケットを使用する形になります。
例えば、SM用リアホイール一式を購入した場合は、ハブやハブダンパーもSM仕様になっているため、適合するスプロケットを選べば装着できます。
逆に、現在使用しているS用リアハブをそのまま利用して17インチリムを組む場合は、S用ハブに対応したスプロケットを選択する必要があります。
ハブやハブダンパーまで交換する必要がある場合
DR-Z400S後期型の場合、リアホイールにはハブダンパーが装備されています。そのため、SM化する際に必ずハブダンパーを交換しなければならないわけではありません。
ただし、S用とSM用ではハブ形状やスプロケット取り付け部分の仕様が違うため、SM純正ホイールを使用する場合は基本的にSM用ハブ周りをそのまま使用することになります。
具体的には、SのリアハブへSM用スプロケットを付けようとしても取り付け位置が合わない可能性があります。その場合はスプロケットだけでは解決せず、ホイールまたはハブ一式で考える必要があります。
DR-Z400Sの17インチ化で確認したいポイント
リア周り以外にも、モタード化ではいくつか確認すべき部分があります。
| 部品 | 確認ポイント |
|---|---|
| フロントキャリパー | 17インチ化でディスク位置が変わるためキャリパーサポートが必要になる場合がある |
| メーターギア | タイヤ外径変更により速度表示がずれるためSM用流用が一般的 |
| リアスプロケット | SとSMで取り付け仕様が異なるため適合確認が必要 |
| チェーンサイズ | スプロケット歯数変更時はチェーン長も確認する |
特にフロントは21インチから17インチになることで外径差が大きく、ハンドリングが大きく変化します。モタードらしい軽快な動きを楽しめる反面、セッティング変更が必要になる場合があります。
履き替え可能な仕様にするならホイールセットがおすすめ
オフロード用とモタード用を使い分けたい場合は、17インチホイールを組んだセットを別途用意する方法が最も簡単です。
例えば、純正Sホイールを残してSM用ホイールセットを用意すれば、タイヤ交換の手間を減らしながら林道走行と舗装路走行を楽しめます。
ホイール交換時には、前後ホイールだけでなく、ブレーキディスク、スプロケット、メーターギアなどもセットで準備しておくと交換作業がスムーズです。
まとめ
DR-Z400Sの17インチモタード化では、リアスプロケットの違いは単純なスプロケット交換だけでは解決できない場合があります。
SとSMではリアハブ周辺の仕様が異なるため、SM純正ホイールを流用する場合はSM側のハブ・スプロケット周りを使用するのが確実です。
履き替えできる仕様を目指すなら、17インチホイールを専用セットとして用意し、キャリパーサポートやメーターギアなども含めて準備することで、DR-Z400Sのオフロード性能とモタード性能の両方を楽しめます。


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