GB350Sを中古で購入した後、チェーンを確認していて「空回りさせた時にチェーンが縦方向へガタガタ動く」「チェーンのたわみを測ろうとしてもカバーに当たってしまう」と不安になる方は少なくありません。バイクのチェーンは構造上ある程度の動きが発生しますが、正常な範囲と点検が必要な状態を見分けることが大切です。
バイクのチェーンが縦に揺れるのは正常な場合が多い
チェーンを手で回したり、リアタイヤを浮かせて空回りさせたりすると、チェーンが上下方向に揺れることがあります。これはチェーンが完全な直線ではなく、スプロケットの回転に合わせて動く部品であるためです。
特にセンタースタンドやメンテナンススタンドで後輪を浮かせた状態では、チェーンの一部分にたるみが集まりやすく、縦方向への動きが大きく見えることがあります。
例えば、チェーンを横から見て上下に少し動く程度で、走行時に異音がなく、規定値内のたわみであれば基本的には問題ありません。
GB350Sのチェーンで確認したいポイント
GB350Sのような単気筒エンジンのバイクは、エンジンの鼓動感が強く、チェーンにも比較的大きな力がかかります。そのため、チェーンの状態確認は重要です。
確認するポイントは、単純に揺れるかどうかではなく、以下のような症状があるかです。
- チェーンが部分的に極端に張っている
- チェーンを回すと引っかかる場所がある
- 錆や固着したリンクがある
- 走行中にチェーンの打音がする
- たわみ量が規定範囲を超えている
チェーンは使用によって伸びていきます。中古車の場合は前オーナーのメンテナンス状況が分からないため、購入後は一度しっかり状態を確認すると安心です。
チェーンのたわみ点検でカバーに当たる場合の原因
チェーンのたわみを測定するときに、チェーンがカバーなどに当たってしまう場合は、まず測定方法を確認する必要があります。
チェーンのたわみは、車体を通常の状態にして、メーカー指定の位置で測定するのが基本です。リアサスペンションを交換している車両では、純正状態とサスペンションの長さや取り付け位置が変わることで、チェーンの角度や干渉状態が変化することがあります。
YSSなどのローダウンサスを装着している場合、車高が下がることでスイングアームの位置関係が変わり、純正時とは違う場所にチェーンが近づくことがあります。
ローダウンサス装着車で注意したいチェーン調整
サスペンション変更後の車両では、単純に純正サービスデータだけを見て調整すると、実際の状態と合わない場合があります。
特に注意したいのは、チェーンが一番張る位置で余裕があるかどうかです。サスペンションが沈み込んだ時にチェーンが過度に張ると、チェーンやスプロケット、ミッション周辺へ負担がかかります。
例えば、停車状態では問題なくても、二人乗りや段差を越えた時にサスペンションが沈むとチェーンが強く張るケースがあります。そのため、ローダウン車では購入店やバイクショップで一度確認してもらうと安心です。
チェーンカバーに当たる場合はすぐ故障というわけではない
チェーンが軽くカバーに触れる程度であれば、必ずしも異常とは限りません。チェーンカバーはチェーンから飛ぶオイルや汚れを防ぐ役割もあり、多少近い位置にある場合があります。
ただし、走行中に常に擦れる音がする、カバーに削れた跡がある、チェーンが強く押し付けられている場合は確認が必要です。
中古購入車でサスペンション交換済みの場合は、前オーナーがどのような調整をしていたか分からないこともあります。安全のため、チェーン調整だけでなくリア周り全体を点検するとよいでしょう。
自分で確認する場合のチェック方法
チェーンの状態を見る時は、まず車体を水平な状態にして、指定された場所でたわみ量を確認します。そしてチェーンをゆっくり回しながら、張り具合が均一かを確認します。
一部分だけ極端に張る場合は、チェーンの伸びが不均一になっている可能性があります。その場合は調整だけでは改善しないこともあります。
また、チェーンには適切な注油も必要です。乾燥したチェーンは動きが悪くなり、異音や摩耗の原因になります。
まとめ:GB350Sのチェーンの揺れは状態確認が重要
GB350Sでチェーンが縦に揺れること自体は、ある程度であれば正常な動きです。重要なのは揺れの大きさだけではなく、異音や引っかかり、たわみ量、摩耗状態を総合的に確認することです。
また、YSSなどのローダウンサスが装着されている中古車では、純正状態とはチェーン周辺の位置関係が変わる可能性があります。チェーンカバーへの接触が気になる場合は、無理に自己判断せず専門店で確認してもらうことで安心して乗り続けられます。


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