アクシスZ(8BJ-SEJ6J)へフォグランプを追加する場合、純正ヘッドライトと連動して点灯させたいと考える人は多くいます。その際に重要になるのがIG電源(イグニッション電源)の取り出し場所です。
フォグランプは消費電力が大きいため、単純にヘッドライト配線へ割り込ませるのではなく、リレーを使用して安全に配線することが基本です。この記事では、アクシスZへフォグランプを装着する際のIG電源の考え方や、電源取り出し時の注意点について解説します。
フォグランプ取り付けでIG電源が必要になる理由
IG電源とは、キーをONにした時だけ電気が流れる電源のことです。エンジン始動時やキーON状態で通電し、キーをOFFにすると電源が切れるため、後付け電装品の制御用電源としてよく利用されます。
フォグランプを常時バッテリー直結にすると、消し忘れによるバッテリー上がりの原因になります。そのため、IG電源をリレーのスイッチ側に使用し、バッテリーから直接取った大きな電流をリレー経由でフォグランプへ送る方法が一般的です。
例えば、フォグランプ本体の電源をIG電源から直接取ると配線やスイッチ部分に大きな負担がかかりますが、リレーを使えばIG電源には小さな制御電流しか流れないため、安全性が高まります。
アクシスZ(8BJ-SEJ6J)のIG電源を取る場所
アクシスZでフォグランプをヘッドライト連動にしたい場合、IG電源の取り出し方法はいくつかあります。代表的なのは、フロント周辺のアクセサリー電源やヒューズボックス周辺から取得する方法です。
具体的には、以下のような場所が候補になります。
| 電源取得場所 | 特徴 |
|---|---|
| ヒューズボックス周辺 | 安全に電源管理しやすい |
| アクセサリー電源配線 | キーON連動が可能 |
| ヘッドライト配線 | 点灯連動できるが確認が必要 |
ヘッドライトがエンジン始動後に点灯する仕様であれば、ヘッドライトの電源線をリレー制御用として利用する方法もあります。ただし、配線を間違えると車体側の電装トラブルにつながるため、必ずテスターなどで確認することが大切です。
ヘッドライト配線からIG電源を探す方法
ヘッドライト連動にしたい場合、検電テスターを使用して電源線を確認する方法があります。検電テスターをアースへ接続し、キーONやエンジン始動状態で電気が流れる線を探します。
ただし、アクシスZのような近年のFI車では、単純なON・OFF制御ではなくECUなどで電装を管理している場合があります。そのため、ヘッドライト配線へ直接フォグランプの電源を接続するのは避けた方が安全です。
おすすめは、ヘッドライトの点灯信号をリレーの制御用として利用し、フォグランプ本体への電源はバッテリーから取る方法です。これなら純正配線への負担を最小限にできます。
フォグランプ用リレーの基本配線方法
一般的な4極リレーを使用する場合、配線は以下のような構成になります。
- バッテリー+端子 → リレー → フォグランプ+
- フォグランプ- → 車体アース
- IG電源またはヘッドライト信号 → リレー制御線
- リレーアース → 車体アース
この方法なら、フォグランプ自体はバッテリーから安定した電力を受け取るため、明るさも安定します。
例えば消費電力20W程度のLEDフォグランプでも、始動時には一時的に大きな電流が流れることがあります。純正配線から直接電源を取るより、リレーを使った方がトラブルを防ぎやすくなります。
配線作業で注意したいポイント
アクシスZのようなスクーターはカウル内部に配線が集中しているため、配線加工時は防水処理と振動対策が重要です。
ギボシ端子やエレクトロタップを使用する場合でも、雨水が入りやすい場所では防水テープや収縮チューブを使用すると安心です。また、配線はハンドル操作時に引っ張られないよう余裕を持たせて固定します。
特にフロント周辺はステム部分が動くため、配線を固定しすぎるとハンドル操作で断線する可能性があります。実際の取り付け後は左右いっぱいにハンドルを切り、配線に負荷がかからないか確認しましょう。
まとめ
アクシスZ(8BJ-SEJ6J)へフォグランプを取り付ける場合、IG電源はリレー制御用として使用し、フォグランプ本体の電源はバッテリーから取る方法が安全です。
ヘッドライト連動にしたい場合は、検電テスターで点灯信号を確認する方法がありますが、純正配線への負担を考えるとリレーを介した取り付けがおすすめです。
電装品の追加は便利になる一方で、配線方法を誤ると故障やバッテリー上がりの原因になります。アクシスZの純正電装を守りながら、確実な方法でフォグランプを取り付けることが大切です。


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