WRX STI(VAB)にRAYS 17HEX M12×1.5ナットは使える?TE37装着時の正しいネジピッチと選び方

車検、メンテナンス

スバルWRX STI(VAB)にRAYSのTE37を装着する際は、ホイールナットの「5穴用」「17HEX」だけでなく、ハブボルトのネジ径とピッチを合わせることが重要です。

特にRAYSの「17HEXロック&ナットセット(5ホール用)」にはM12×1.5とM12×1.25があるため、購入時には注意が必要です。

VAB型WRX STIのホイールナットはM12×1.25が適合するため、M12×1.5のセットは使用できません。TE37用として購入するなら、基本的にはM12×1.25側を選びます。

VABのホイールナットはM12×1.25

VAB型WRX STIについては、STIが同車用として販売するセキュリティホイールナットセットの仕様に「M12×1.25mm」と明記されています。[参照:STI WRX STI(VA)SECURITY WHEEL NUT SET]

M12はネジの呼び径が12mmであることを表し、1.25はネジ山のピッチが1.25mmであることを意味します。M12×1.5は同じM12でもピッチが1.5mmなので別規格です。

したがって「M12だから入るだろう」と考えてはいけません。M12×1.25のハブボルトにM12×1.5のナットを使用することはできません。

RAYS 17HEXロック&ナットセットには1.5と1.25がある

RAYS公式ストアでは、17HEX Nut & Lock Set for L31 5Hについて、M12×1.5とM12×1.25の両方が用意されています。内容は通常ナット16個、ロックナット4個で、5穴車1台分となっています。[参照:RAYS公式ストア 17HEX Nut & Lock Set]

つまり製品名がほぼ同じでも、最後の「1.5」と「1.25」で適合する車両が変わります。VABに必要なのはM12×1.25です。

確認項目 VABで選ぶ仕様
穴数 5穴用
ネジ径 M12
ネジピッチ 1.25
ナット二面幅 17HEXを選択可能
個数 20個(5穴×4輪)

質問にある「17HEXロック&ナットセット(5ホール用)M12×1.5 BK」は、5穴で個数は合っていますが、ネジピッチがVABと一致しないという点が問題になります。

M12×1.5をVABへ無理に締めてはいけない

M12×1.25とM12×1.5は見た目が非常によく似ています。しかしネジ山の間隔が違うため、正常には噛み合いません。

最初のわずかな部分だけ入ったように感じる場合があっても、工具で強引に締め付けるのは危険です。ハブボルトやナットのネジ山を損傷し、ハブボルト交換が必要になる可能性があります。

M12×1.5の商品をすでに購入している場合も、VABには取り付けず、M12×1.25の商品へ交換するのが基本です。

TE37だからM12×1.5になるわけではない

ここで混同しやすいのが「車両側のネジ規格」と「ホイール側のナット座」です。ネジピッチを決めるのは基本的に車両側のハブボルトであり、18インチのTE37を装着したからVABのM12×1.25がM12×1.5へ変わるわけではありません。

一方、ホイール側についてはナット座面の形状を合わせる必要があります。社外ホイールでは一般的に60度テーパー座が多く使われていますが、TE37にも複数のシリーズ・サイズ・仕様が存在するため、所有しているホイールの品番で確認するのが確実です。

RAYSのナット類についても製品ごとに仕様が設定されています。ホイールとナットの適合に不安がある場合は、TE37の正式なモデル名、18インチのリム幅・インセット・PCDなどを控えてRAYS取扱店で確認すると安心です。

17HEXを選ぶメリットとは

17HEXとは、ナットを回す六角部分の二面幅が17mmという意味です。これはネジ径やネジピッチとは別の数字です。

社外アルミホイールではナットホールが狭いことがあり、外径の大きなソケットではホイールに接触する場合があります。細身の17HEXナットは、このようなホイールで扱いやすいというメリットがあります。

ただし「17HEXだからTE37に適合する」という意味ではありません。17HEX、M12×1.25、座面形状、ナット長など、必要な条件をまとめて確認する必要があります。

VAB+TE37で購入前に確認したいポイント

VABへTE37を装着する場合は、ナットだけでなくホイールそのものの車両適合も確認しましょう。TE37という名称だけではサイズを特定できず、18インチでもリム幅やインセット、PCDなど多数の仕様があります。

ナットについては少なくとも次の項目を確認します。

  • VABのハブボルトに合うM12×1.25であること
  • 5穴車用20個セットであること
  • TE37のナット座面に適合すること
  • ナットの全長が使用するホイールに適切であること
  • 17HEX用ソケット・アダプターが使用できること
  • ハブボルトと十分なネジ掛かりを確保できること

またスペーサーやロングハブボルトなどを使用している車両は純正状態と条件が変わるため、ナット長やネジの掛かり量について個別確認が必要です。

ホイールナットは規定トルクで締め付ける

適合するナットを選んだ後は、正しい締め付けも重要です。インパクトレンチだけで強く締め込むのではなく、車両側の指定に従ってトルクレンチで管理することが基本です。

締め付ける際には、一つずつ円周方向へ順番に締め切るのではなく、対角線を意識して均等に締めていきます。ホイール交換後は必要に応じて締め付け状態も確認します。

ホイールナットは車輪を車体へ固定する重要な部品です。ネジピッチや座面が合わないナットを「何となく入りそう」という理由で使用することは避けましょう。

まとめ:VABならM12×1.5ではなくM12×1.25を選ぶ

WRX STI(VAB)のハブボルトに対応するホイールナットのネジ規格はM12×1.25です。STIがVAB用として案内しているホイールナットセットもM12×1.25となっています。

そのため、RAYS「17HEXロック&ナットセット(5ホール用)M12×1.5 BK」はVABには使用せず、同シリーズのM12×1.25を選ぶのが適切です。5穴用であることだけでは適合しません。

TE37については18インチという情報だけでなく、正式なモデル・品番とナット座面も確認してください。「VAB側はM12×1.25」「TE37側は対応する座面形状」という両方の条件を満たしたナットを選ぶことが、安全に装着するためのポイントです。

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