CBF125Tの走行性能は初心者向き?最高速・パワー・二人乗りできる条件を解説

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ホンダ系の125ccクラスとして流通しているCBF125Tは、通勤・通学や街乗りを中心に使いやすい実用型のバイクです。初めてのMTバイクとして候補にする人もいますが、購入前には「どれくらい走るのか」「坂道や幹線道路で困らないか」「二人乗りできるのか」を整理しておきたいところです。

CBF125Tは中国の新大洲本田(Sundiro Honda)が販売するモデルで、124.8ccの空冷4ストローク単気筒エンジンを搭載しています。公式諸元では最高出力6.3kW/7,500rpm、最大トルク9.26N・m/5,500rpm、最高速度87km/h、車両重量118kgとされています。[新大洲本田公式参照]

結論からいえば、街乗りを中心とする初心者には扱いやすい性能ですが、速さを求める125ccではありません。また二人乗りについては、車両が2人乗りとして登録されていることに加え、運転者の免許取得期間など法律上の条件を満たす必要があります。

CBF125Tの基本スペックと走行性能

CBF125Tのエンジンは124.8ccの空冷4ストローク単気筒で、最高出力は6.3kW、約8.6PS相当です。最大トルクは9.26N・mで、メーカー公称最高速度は87km/hです。燃料タンクは10.8L、車両重量は118kgとなっています。

125ccとしては高出力を狙ったスポーツモデルではなく、燃費と扱いやすさを重視した性格です。新大洲本田もCBFエンジンプラットフォームやFI(燃料噴射)、省燃費性能を特徴として紹介しており、公称平均燃費は1.62L/100kmです。単純換算では約61.7km/Lですが、実際の燃費は速度、体重、道路状況、気温、二人乗りなどで変化します。

車重118kgという数字も初心者にはメリットがあります。大型バイクと比べて取り回しや押し歩きの負担が小さく、停車時に多少バランスを崩しても立て直しやすい部類です。

初めて乗るバイクとしては扱いやすい

初めてMTバイクに乗る場合、絶対的な速さよりも低速で扱いやすいことが重要です。CBF125Tは大排気量車のようにアクセル操作へ強烈に反応するタイプではないため、クラッチ操作、ギアチェンジ、低速走行などの基本を覚える用途には比較的向いています。

発進時も必要以上にアクセルを開けなければ急激な加速をしにくく、市街地の30~60km/h程度の速度域なら125ccらしい実用性があります。信号の多い街中や大学・勤務先までの移動、近距離ツーリングなどが得意な使い方です。

一方で「125ccだから車と同じようにどの速度域でも余裕がある」と考えないことも重要です。高速域では加速の余裕が小さく、追い越しや急な上り坂では250cc以上との差がはっきり表れます。

最高速87km/hでも常に87km/hで快適とは限らない

メーカー公称最高速度は87km/hですが、最高速度は「その速度で長時間快適に巡航できる」という意味ではありません。向かい風、上り坂、ライダーの体重、積載量などによって実際の速度は変わります。

例えば平坦な一般道を50~60km/h程度で走る用途なら大きな不足を感じにくい一方、流れの速いバイパスで70km/h前後を維持し続けたい場面では、エンジン回転数が高くなり余裕は小さくなります。二人乗りならさらに加速性能が低下します。

そのためCBF125Tは、「最高速を楽しむバイク」というより、一般道を無理のない速度で移動する実用車と考えると性格をつかみやすいでしょう。

CBF125Tは原付免許では運転できない

2025年4月から、排気量125cc以下でも最高出力4.0kW以下の車両は新基準原付として原付免許で運転できる制度が始まりました。しかし、すべての125cc車が原付免許で乗れるようになったわけではありません。

警察庁は、50cc超125cc以下でも最高出力が4.0kWを超える二輪車は引き続き普通自動二輪車に該当し、普通二輪免許(小型限定を含む)が必要だと明示しています。[警察庁参照]

CBF125Tの公式最高出力は6.3kWなので、この4.0kW基準を超えています。CBF125Tを日本で運転するには、原則として小型限定普通二輪免許以上が必要です。普通自動車免許だけでは運転できません。

彼女を後ろに乗せることはできる?

125ccクラスの普通自動二輪車は、法律上の条件と車両側の条件を満たせば一般道路で二人乗りできます。ただし「125ccだから購入したその日から誰でも二人乗りできる」というわけではありません。

まず確認すべきなのは、そのCBF125Tが日本で乗車定員2名として登録されているかです。並行輸入車では国内正規販売車とは登録事情が異なる場合があるため、購入車両の軽自動車届出済証などに記載されている乗車定員を確認するのが確実です。タンデムシートや同乗者用ステップなど必要な装備も備わっている必要があります。

そして運転者側にも条件があります。普通二輪車で一般道路を二人乗りするには、原則として大型二輪免許または普通二輪免許を取得してから通算1年以上の経験が必要です。免許を取ったばかりの初心者であれば、最初の1年間は一般道路でも二人乗りしないと覚えておくとよいでしょう。

125ccでは高速道路に乗れない

二人乗りを考える際にもう一つ重要なのが高速道路です。CBF125Tは排気量125ccクラスなので、日本の高速自動車国道を走行できません。これは一人乗りでも二人乗りでも同じです。

したがって、彼女を後ろに乗せて遠方へ高速道路でツーリングする用途には向きません。一般道を使った近距離から中距離のタンデムが中心になります。

高速道路を使った二人乗りを想定しているなら、126cc以上の車両を検討する必要があります。さらに高速道路で二人乗りする場合には、運転者が20歳以上で、二輪免許を受けていた期間が通算3年以上など別の条件もあります。警察庁の交通の方法に関する教則でもこの条件が示されています。[警察庁参照]

二人乗りすると走りはかなり変わる

法律上二人乗りできる状態になっても、CBF125Tのような125ccクラスでは一人乗りと同じ走行性能にはなりません。例えば運転者65kg、同乗者50kgなら、人だけで115kg増えます。車両重量118kgに対してかなり大きな追加重量です。

発進加速は鈍くなり、坂道では一人乗りより低いギアを使う場面が増えます。またブレーキをかけてから停止するまでの距離も伸びやすくなります。カーブでも同乗者の動きが車体の挙動へ影響します。

特に初めてバイクに乗る人が、免許取得後すぐタンデムの練習をするのはおすすめできません。警察庁も、二輪車の二人乗りは一人乗りとは運転特性が異なるため、一人乗りで十分習熟してから行うよう案内しています。

タンデムするなら同乗者にも乗り方を伝える

二人乗りでは運転者だけでなく同乗者の動きも重要です。同乗者にはヘルメットを正しく着用してもらい、乗車中は同乗者用ステップへ両足を置き、急に身体を左右へ動かさないよう伝えます。

発進・停止では身体が前後へ動くため、最初は交通量の少ない場所で感覚を確認するのが安全です。急加速、急ブレーキ、急な車線変更を避け、一人乗りより十分な車間距離を確保します。

またタイヤ空気圧やリアサスペンションについて、車両の取扱説明書に二人乗り時の指定がある場合はそれに従います。中古車ならタイヤの劣化、ブレーキ、チェーン、リアショックなどもタンデム前に点検しておきたい部分です。

中古のCBF125Tは車両状態の確認も重要

日本で見かけるCBF125Tは輸入車として流通しているケースがあるため、中古購入ではスペックだけでなく整備環境も確認しておきましょう。消耗品や補修部品を購入店で継続して取り寄せられるか、近所のバイク店で整備を引き受けてもらえるかは重要です。

試乗可能なら、エンジンの始動性、アイドリング、クラッチのつながり、変速、ブレーキ、ハンドルの違和感、チェーンやタイヤの状態などを確認します。初心者なら知識のある人やバイク店に状態を見てもらうほうが安心です。

特に二人乗りを予定している場合は、車両の乗車定員とタンデムステップの有無を購入前に確認しましょう。「見た目として二人座れそう」というだけではなく、日本で登録されているその個体の書類を確認することが大切です。

まとめ|CBF125Tは街乗り初心者向きだがタンデムは慣れてから

CBF125Tは124.8ccの空冷単気筒エンジンを搭載し、最高出力6.3kW、車両重量118kg、メーカー公称最高速度87km/hという実用型の125ccバイクです。軽量で出力も穏やかなため、一般道の街乗りを中心に考えるなら、初めてのMTバイクとして扱いやすい部類といえます。

ただし高速域の余裕は大きくなく、二人乗りでは発進・坂道・ブレーキングの性能にも一人乗りとの差が出ます。速さや高速道路を使った長距離ツーリングを重視するなら、250ccクラスも比較する価値があります。

二人乗りについては、乗車定員2名として登録された車両で必要な装備があり、運転者が普通二輪免許等を取得してから原則1年以上経過していれば一般道路で可能です。免許を取ったばかりなら、まず一人で十分に発進・停止・低速操作・カーブ・急制動に慣れ、その後にタンデムへ進むのが安全です。またCBF125Tは6.3kWなので新基準原付には該当せず、小型限定普通二輪免許以上が必要であることにも注意しましょう。

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