ガソリンスタンドで給油した後、給油口の蓋(フューエルリッド)が完全に閉まっていなかったことに気付くと、ガソリンが減ってしまうのではないかと心配になることがあります。
実際には、給油口の外側の蓋が少しずれていた場合と、燃料キャップが閉まっていなかった場合では影響が大きく異なります。この記事では、ガソリンが減る可能性や安全面で注意すべきポイントについて詳しく解説します。
給油口の外側の蓋が少し開いていてもガソリンは簡単には減らない
車の給油口には、外側の蓋(フューエルリッド)と、その内側にある燃料キャップがあります。
外側の蓋が少し閉まりきっていないだけの場合、燃料タンク内部は燃料キャップによって密閉されています。そのため、通常はガソリンが外へ流れ出たり、大量に蒸発したりすることはありません。
例えば、給油口のドア部分が少し浮いていた状態で一晩駐車していたとしても、燃料キャップが正常に締まっていれば燃料が目に見えて減る可能性は非常に低いです。
燃料キャップが閉まっていない場合は注意が必要
注意が必要なのは、外側の蓋ではなく燃料キャップが閉まっていないケースです。
燃料キャップは、燃料タンク内のガソリン蒸気を外へ逃がさない役割があります。キャップが緩んでいたり、閉め忘れていたりすると、ガソリン蒸気が漏れる可能性があります。
ただし、現代の車は燃料タンク周辺に蒸発ガスを制御する装置が付いているため、短期間で大量のガソリンがなくなるようなことは通常ありません。
ガソリンが減ったように感じる原因とは
給油口の蓋が開いていた後に燃料が減ったように感じる場合でも、必ずしもガソリン漏れが原因とは限りません。
例えば、燃料計は車両の傾きや停車場所によって表示が変化することがあります。坂道に停めていた場合や、駐車位置が変わった場合には、燃料メーターの表示が少し変わることがあります。
また、気温の変化によってガソリンの体積が変化することもあります。暑い日と涼しい日では燃料タンク内の状態が変わるため、わずかな変化が表示に影響する場合があります。
ガソリン漏れが疑われる症状
給油口周辺の問題で本当に注意が必要なのは、燃料漏れが発生しているケースです。
以下のような症状がある場合は、安全のため点検をおすすめします。
・車の周辺から強いガソリン臭がする
通常より明らかに燃料の臭いが強い場合は確認が必要です。
・車体の下に液体の跡がある
駐車場所に燃料のような液体が残っている場合は注意してください。
・燃料キャップ付近が濡れている
給油時のこぼれではなく、継続的な漏れがないか確認しましょう。
給油後に確認しておきたい正しい閉め方
給油後は、燃料キャップを「カチカチ」と音がするまでしっかり締めることが大切です。
外側の給油口の蓋も、押してロックがかかったことを確認しましょう。車種によっては半開き状態でも見た目では分かりにくい場合があります。
給油口周辺に砂やゴミが入り込むと、蓋が正常に閉まらなくなることもあるため、汚れがある場合は清掃することも有効です。
まとめ|給油口の蓋だけなら燃料減少の可能性は低い
給油口の外側の蓋が少しずれて閉まりきらなかった場合でも、燃料キャップが正常に閉まっていればガソリンが大きく減る可能性は低いです。
一方で、燃料キャップの閉め忘れや故障がある場合は、ガソリン蒸気の漏れや警告灯点灯につながることがあります。
給油後にガソリンの臭いが強い、燃料が減っている気がする、液漏れがあるなどの症状があれば、自己判断せず整備工場などで確認することが安全です。


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