初めての125ccバイクを安さ重視で選ぶなら?二人乗りできる小型二輪おすすめ車種とタンデムの注意点

新車

初めてバイクを購入する際、「原付ではなく125ccクラスにして、いずれ恋人や友人を後ろに乗せたい」と考える人は少なくありません。特に購入価格を重視するなら、原付二種のスクーターは車両価格と維持費を抑えやすく、通勤・通学から日常の移動まで使いやすい選択肢です。

2026年時点の国内メーカーの現行モデルを見ると、価格重視ならHondaのDio110・ベーシック、ヤマハのJOG125、スズキのアドレス125などが候補になります。新車のメーカー希望小売価格は25万円台からあり、50万円前後する趣味性の高い125ccモデルより初期費用をかなり抑えられます。

ただし、「125ccを運転できる免許を取ったら、すぐ彼女を後ろに乗せられる」というわけではない点には注意が必要です。また、2025年から登場した「新基準原付」と従来の原付二種125ccは別物です。初めて購入する場合は、車両価格だけでなく免許区分、二人乗りの条件、タンデムシートの広さまで含めて選ぶ必要があります。

安さ重視なら125ccスクーターが有力

小型二輪で購入費用を抑えたい場合、まず候補にしやすいのが110~125ccのスクーターです。クラッチ操作が不要なAT車なら、AT小型限定普通二輪免許でも運転できます。

2026年8月時点のメーカー希望小売価格を比較すると、Honda「Dio110・ベーシック」が250,800円、ヤマハ「JOG125」が270,600円、スズキ「アドレス125」が280,500円です。いずれも保険料、登録費用などは別途必要ですが、新車の125ccクラスとして比較的購入しやすい価格帯です。

車種 排気量 メーカー希望小売価格(税込) 特徴
Honda Dio110・ベーシック 109cc 250,800円 価格が安く軽量
ヤマハ JOG125 124cc 270,600円 軽量で日常用途向き
スズキ アドレス125 124cc 280,500円 実用性と価格のバランス
スズキ アヴェニス125 124cc 284,900円 スポーティーな外観
スズキ バーグマンストリート125EX 124cc 317,900円 快適性を重視しやすい
Honda LEAD125 124cc 352,000円 収納・実用性を重視

価格だけを見るならDio110・ベーシックがかなり有力です。[参照:Honda Dio110公式] JOG125も27万円前後で、ヤマハ公式ではAT小型限定普通二輪免許以上で運転できる原付二種と案内されています。[参照:ヤマハ JOG125公式]

価格最優先ならDio110・ベーシックが候補

HondaのDio110・ベーシックはメーカー希望小売価格250,800円で、車両重量も96kgと軽量です。初めてのバイクでは、スペック上のパワーだけでなく「駐輪場から押して出せるか」「取り回しが怖くないか」が意外と重要なので、軽さには大きなメリットがあります。

シート高は760mmで、Hondaの諸元には定地燃費値として「2名乗車時」の数値も掲載されています。つまり一人乗り専用車ではなく、車両として二人乗りを想定したモデルです。

109ccなので「せっかく小型二輪を取るなら125ccいっぱいまで欲しい」と考える場合には物足りなく感じるかもしれませんが、街中での移動と価格を優先するなら合理的な候補です。[参照:Honda公式]

125ccまで使いたいならJOG125も安い

ヤマハJOG125は124ccで、2026年モデルのメーカー希望小売価格は270,600円です。Dio110・ベーシックとの差はメーカー希望小売価格ベースで19,800円なので、125ccクラスを希望しつつ価格を抑えたい場合に比較しやすいモデルです。

スクーターなのでクラッチ操作がなく、日常の買い物や通学・通勤にも使いやすいのが特徴です。初めてバイクへ乗る場合、軽量なスクーターは発進停止を繰り返す街乗りでも扱いやすい傾向があります。

ただし二人乗りを頻繁にする予定なら、自分一人で試乗するだけで決めず、後席のサイズ、ステップ位置、サスペンションの感触なども販売店で確認したいところです。安さだけで車体を小さくすると、タンデム時の窮屈さにつながることがあります。[参照:ヤマハ発動機]

アドレス125は価格と実用性のバランス型

スズキのアドレス125も有力です。2026年8月時点のメーカー希望小売価格は280,500円で、排気量124cc、シート高770mmとなっています。[参照:スズキ アドレス125公式]

Dio110・ベーシックより約3万円高くなりますが、価格だけでなくデザインや乗車姿勢を含めて比較すると選択肢に入りやすいモデルです。バイクは数年間使うことも多いため、数万円の差なら実車へまたがってから判断する方が後悔を減らせます。

また、メーカー希望小売価格と実際の乗り出し価格は同じではありません。販売店によって車両販売価格や登録関連費用が異なるため、「本体価格」ではなく自賠責保険や登録関連費用などを含めた乗り出し総額で比較することが重要です。

二人乗り重視なら最安車だけで決めない方がよい

一人で街中を移動する用途なら小型・軽量なスクーターは非常に便利ですが、二人乗りでは後席の快適性も重要になります。

運転者にとって問題のないシートでも、後ろに座る人には狭かったり、長時間乗ると疲れたりすることがあります。タンデムを頻繁にするなら、後席の座面、タンデムステップ、グラブバー、足元の余裕を実車で確認しましょう。

例えばスズキのアヴェニス125はメーカー希望小売価格284,900円で、公式諸元にも60km/h定地燃費値について2名乗車時の数値が掲載されています。[参照:スズキ アヴェニス125公式] 数万円の価格差で乗り心地や好みが大きく変わるなら、最安値だけにこだわらない選び方もあります。

重要|小型二輪免許を取ってすぐ二人乗りはできない

初めて二輪免許を取得する人が特に注意したいのが、二人乗りには運転経験に関する制限があることです。

一般道路で大型自動二輪車または普通自動二輪車を二人乗りするには、原則として該当する二輪免許を受けていた期間が通算1年以上必要です。小型限定普通二輪免許も普通二輪免許の限定免許なので、初めて小型二輪免許を取得した直後から恋人を後ろに乗せて公道を走ることはできません。

「バイクを買ったら彼女を後ろに乗せたい」という目的なら、この1年間を見落とさないことが非常に重要です。まず一人で十分に運転経験を積む期間と考えると、安全面でも意味があります。

125ccなら高速道路へは入れない

もう一つ重要なのが、125cc以下の原付二種では高速道路を走れないことです。二人乗り可能な車両であっても、高速道路を使ったタンデムツーリングはできません。

例えば「彼女と近所のカフェやショッピングモールへ行く」「一般道で近距離のツーリングをする」という用途なら125ccは使いやすい一方、「高速道路を使って遠方へ旅行したい」という用途には向きません。

将来的に高速道路を使った二人乗りを考えているなら、最初から125cc超の車両と普通二輪免許を検討する方法もあります。ただし高速道路での二人乗りには一般道路より厳しい年齢・免許保有期間の条件があります。

「125ccだから原付免許で乗れる」とは限らない

2025年4月から「新基準原付」が導入されたため、125ccという数字だけを見ると免許区分が分かりにくくなっています。

新基準原付とは、総排気量125cc以下であっても最高出力を4.0kW以下に制御した車両を原付免許で運転できるようにした制度です。しかし、通常のJOG125やアドレス125などの原付二種が原付免許で運転できるようになったわけではありません。

例えばヤマハはJOG125について「新基準原付には該当しないため、原付免許や普通自動車免許では運転できない」と明記しています。HondaもDio110・ベーシックについて同様にAT小型限定普通二輪免許以上が必要と案内しています。[参照:埼玉県警察「新基準原付について」]

AT小型限定と普通二輪、どちらを取るべき?

「安い125ccスクーターにしか乗らない」と決めているなら、AT小型限定普通二輪免許は合理的です。JOG125、Dio110、アドレス125などのAT原付二種を運転できます。

一方、バイクに乗り始めると「150ccや250ccへ乗り換えたい」「高速道路を走りたい」「MT車にも乗ってみたい」と考えることがあります。その可能性が高いなら、最初から普通二輪免許を取得する選択肢も比較する価値があります。

普通二輪免許は16歳以上で取得できます。[参照:埼玉県警察「運転免許試験の受験資格一覧表」] 教習料金は教習所や保有免許によって異なるため、AT小型限定との価格差を地元の教習所で確認するとよいでしょう。

中古車ならさらに安くできるが「総額」で判断する

値段を最優先するなら中古の110~125ccスクーターも候補です。旧型のDio110、アドレス125、アクシスZなど、状態によっては新車よりかなり安く購入できる場合があります。

ただし初めてのバイクでは、車両価格だけを見て極端に安い中古車へ飛びつくのはおすすめできません。タイヤ、バッテリー、ブレーキ、駆動系などの交換が必要なら、購入直後に数万円の整備費が発生することがあります。

例えば「本体12万円+納車整備5万円+消耗品交換3万円」の中古車なら実質20万円です。新車との差が数万円しかない場合には、保証のある新車を選んだ方が結果的に安心なこともあります。

初めてのバイクは車両価格以外にもお金がかかる

予算を組むときは、本体価格だけでなく乗り出すための費用も考える必要があります。

  • 車両本体価格
  • 登録などの諸費用
  • 自賠責保険
  • 任意保険
  • ヘルメット
  • グローブ
  • 盗難対策用品
  • 必要に応じてリアボックスなど

二人乗りをするようになれば、同乗者用のヘルメットも必要です。タンデムする人の安全装備を「余った安いヘルメット」で済ませるのではなく、サイズが合った適切なヘルメットを用意することが大切です。

特に125ccは手軽に見えますが、転倒や事故のリスクは50ccと同様に存在します。任意保険も含めて年間維持費を計算してから購入すると、後から資金不足になりにくくなります。

ファミリーバイク特約も確認したい

125cc以下のバイクでは、自分や家族が加入している自動車保険の「ファミリーバイク特約」を利用できる場合があります。対象範囲や補償内容は保険会社・契約によって異なりますが、125ccクラスの維持費を考えるうえで確認したい項目です。

ただしファミリーバイク特約があるから任意保険について何も考えなくてよいわけではありません。対人・対物の補償範囲、自分自身のけが、同乗者の補償などを確認する必要があります。

将来的に恋人を乗せるのであれば、二人乗りを始める前に「同乗者が事故でけがをした場合にどの補償が使えるか」を保険会社へ確認しておくと安心です。

値段重視ならどれを選ぶ?用途別に整理

2026年時点の新車をメーカー希望小売価格中心で比較すると、選び方はかなりシンプルです。

重視すること 候補 理由
とにかく新車価格を抑える Dio110・ベーシック 250,800円で比較的安い
125ccで安さ重視 JOG125 270,600円
価格と実用性のバランス アドレス125 280,500円
スポーティーな見た目 アヴェニス125 284,900円
収納や実用性をより重視 LEAD125 352,000円

値段を最優先するなら、まずDio110・ベーシック、JOG125、アドレス125の3台を実車比較するのが分かりやすいでしょう。メーカー希望小売価格だけならDio110・ベーシックが最も低価格ですが、実際の販売価格や諸費用は店舗によって異なります。

二人乗りを重視する場合は、数万円の差よりも後席の快適性や車体との相性を優先した方が満足しやすくなります。可能なら販売店で実際にまたがり、足つきと取り回しも確認しましょう。

初めてなら「買ってすぐタンデム」ではなく1年間を練習期間にする

二人乗りでは、一人で走るときより発進、停止、低速走行、カーブ、ブレーキの感覚が変わります。後ろに人が乗ることで車重が増え、重心も変化するためです。

特に初めてバイクへ乗る人の場合、一人でも最初は低速のUターンや坂道発進、急制動などに慣れていません。免許取得直後から二人乗りできない法的な期間は、結果として一人で運転技術を身につける期間にもなります。

1年間で雨天、夜間、渋滞、坂道などさまざまな状況を経験し、安全に操作できるようになってからタンデムを始める方が、運転者にも同乗者にも安心です。

まとめ|安さならDio110・JOG125・アドレス125が有力、ただし二人乗りは免許取得直後にはできない

初めてのバイクとして小型二輪を選び、購入価格を最優先するのであれば、2026年時点ではHonda Dio110・ベーシック、ヤマハJOG125、スズキ アドレス125あたりが比較しやすい候補です。

Dio110・ベーシックはメーカー希望小売価格250,800円、JOG125は270,600円、アドレス125は280,500円です。新車で費用を抑えるなら、この価格帯から実際の乗り出し価格を比較するとよいでしょう。[参照:Honda] [参照:ヤマハ発動機] [参照:スズキ]

一方、「彼女を後ろに乗せたい」という目的では重要な注意点があります。初めて二輪免許を取得する場合、免許を取ったその日から一般道路で二人乗りできるわけではなく、原則として二輪免許を受けていた期間が通算1年以上必要です。まずは一人で十分に運転経験を積む必要があります。

また125cc以下の原付二種では高速道路を利用できません。将来的に恋人と高速道路を使った長距離ツーリングをしたいなら、125ccだけでなく普通二輪免許と125cc超のバイクも比較する価値があります。

街乗り中心で維持費と購入費を抑えたいのであれば125ccクラスは非常に実用的です。最安値だけで決めず、「乗り出し総額」「足つき」「車体の軽さ」「後席の広さ」「任意保険」「将来の使い方」まで比較すると、初めての一台を選びやすくなります。

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