トヨタ・2代目センチュリー(GZG50系)とマツダ・RX-7(FD3S)は、どちらも日本を代表する個性的な車ですが、性格は大きく異なります。センチュリーは5.0L V12エンジンを搭載した最高級セダン、RX-7はロータリーターボを搭載した軽量スポーツカーです。
どちらも燃費を最優先に作られた車ではありませんが、実際に同じような走り方をした場合、どちらの燃費が悪くなるのか気になる人も多いでしょう。この記事では、カタログ値だけでは分からない実燃費やエンジン特性の違いから比較して解説します。
2代目センチュリーGZG50系の燃費性能
2代目センチュリーGZG50系は、1997年から2017年まで販売されたトヨタの最高級セダンです。搭載されるエンジンは1GZ-FE型5.0L V12で、静粛性や滑らかな走行感覚を重視した設計になっています。
カタログ燃費はグレードや測定方法によって異なりますが、おおよそ10km/L前後とされています。しかし、実際の街乗りでは車重が約2トンあることや、大排気量エンジンであることから、実燃費は5〜8km/L程度になることが多いです。
高速道路を一定速度で走行する場合はエンジン回転数が低く抑えられるため、10km/L近くまで伸びることもあります。一方で、短距離走行や渋滞では燃料消費が増えやすい車です。
RX-7 FD3Sの燃費性能
RX-7 FD3Sは1991年から2002年まで販売されたマツダのスポーツカーで、13B型ロータリーターボエンジンを搭載しています。軽量なボディと高い運動性能が魅力ですが、ロータリーエンジン特有の燃費性能があります。
カタログ燃費は10・15モードで約8〜10km/L程度ですが、実燃費では一般的に5〜8km/L程度と言われています。特にターボを効かせた走行をすると燃料消費は大きく増加します。
例えば、街中で普通に走る場合は7km/L前後になることもありますが、スポーツ走行や高回転域を多用すると3〜5km/L程度まで落ちるケースもあります。
同じ走らせ方ならセンチュリーとRX-7どちらが燃費が悪いのか
同じように街中を流れに合わせて走る場合、実燃費だけを見るとセンチュリーGZG50とRX-7 FD3Sは意外にも大きな差がありません。どちらも5〜8km/L程度に収まることが多いです。
ただし、燃費が悪化する条件が異なります。センチュリーは車重と排気量によって常に燃料を消費するタイプで、ゆっくり走っても一定量の燃料を使います。
一方、RX-7は普通に走れば比較的抑えられますが、ターボを使った加速や高回転走行をすると一気に燃費が悪化します。
そのため、穏やかな運転同士で比較すると同等程度、スポーツ走行を含めるならRX-7 FD3Sの方が燃費が悪くなる可能性があります。
燃費以外から見る両車の違い
センチュリーGZG50は燃費の悪さを感じさせないほど、快適性や静粛性を追求した車です。V12エンジンは低回転から大きなトルクを発生し、アクセル操作に対して非常に滑らかに加速します。
一方、RX-7 FD3Sは軽量ボディとロータリーターボによる刺激的な走りが魅力です。燃費よりも運転する楽しさを重視した設計で、アクセルを踏むほど燃料消費も増える性格です。
例えるなら、センチュリーは大きな船をゆったり動かすような走り、RX-7はスポーツバイクのように俊敏に走る車です。同じ燃料消費量でも、使われ方が大きく違います。
維持費を考える場合の注意点
燃費だけでなく、維持費全体で考えると両車とも一般的な車より負担は大きくなります。センチュリーはタイヤサイズや部品価格、税金などが高額になりやすいです。
RX-7は燃費だけでなく、ロータリーエンジンのメンテナンスやターボ関連部品、経年劣化した車両の修理費なども考慮する必要があります。
中古車として購入する場合は、燃料代よりも車両状態や整備履歴の方が維持費に大きく影響します。
まとめ:普段使いなら同程度、走らせ方次第ではRX-7が不利
2代目センチュリーGZG50系とRX-7 FD3Sの実燃費を比較すると、通常走行ではどちらも5〜8km/L程度で、大きな差はありません。
センチュリーは大排気量V12と車重によって燃費が悪くなり、RX-7はロータリーターボを活用した走り方によって燃費が悪化します。
燃費だけで判断すると甲乙つけがたいですが、快適な移動を楽しむならセンチュリー、走る楽しさを求めるならRX-7というように、車の目的そのものが大きく異なる2台と言えます。


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