スズキ・スペーシア MK94Sの後部座席を取り外して荷室を広く使いたい場合、シートの重量や固定方法を理解して作業することが重要です。リアシートは片側ずつ外す構造になっていますが、20kg前後の重量があるため、1人作業では持ち方や取り出し方を工夫する必要があります。この記事では、スペーシア MK94Sの後部座席を取り外す際の基本的な手順や、1人で作業する場合のコツ、保管方法について解説します。
スペーシア MK94Sの後部座席の構造を確認する
MK94S型スペーシアのリアシートは、左右分割式のスライド機構付きシートになっています。シートを前後に動かせるため便利ですが、その分レールや固定部分があり、単純に持ち上げるだけでは外れません。
取り外し作業では、まずシートを動かせる状態にして、固定されている部分を確認することが重要です。無理に引っ張ると、シート本体や車体側の固定部品を傷める可能性があります。
また、左右それぞれが独立しているため、片側ずつ作業することで重量を分散できます。
後部座席を取り外す基本的な流れ
リアシートを外す場合は、一般的には以下のような流れになります。
- シート周辺の荷物やフロアマットを取り外す
- シートを前後に動かして固定部分を確認する
- シート固定部のロックを解除する
- シートを持ち上げて車外へ搬出する
具体的なロック解除方法や固定部品の位置は、年式やグレードによって異なる場合があります。そのため、作業前には車両取扱説明書や整備情報を確認すると安心です。
特にスライドレール部分には重量が集中するため、解除できていない状態で力任せに持ち上げないことが大切です。
男性1人で取り外す場合のコツ
リアシート片側が約20kg程度ある場合、持ち上げること自体よりも、車外へ出す際の姿勢が問題になります。
1人で作業する場合は、シートを完全に持ち上げる前に、ドアや荷室との位置関係を確認しておくと作業しやすくなります。
例えば、スライドドア側から出す場合は開口部が広く、横方向へ移動しやすいメリットがあります。一方で、リアハッチ側から出す場合は後方へ引き抜けるため、周囲のスペースが十分なら作業しやすい場合があります。
シート搬出時に傷を防ぐ方法
リアシートは金属部品やレール部分があるため、車内やボディに接触すると傷が付く可能性があります。
毛布や厚手の布でシートを包んでおくと、内装やドア周辺を保護できます。また、養生テープや段ボールを使って車体側を保護する方法もあります。
バンドやベルトを使って持ち手を作る方法もありますが、固定が甘いとシートが落下する危険があるため、作業前に十分確認してください。
1人作業で注意したいポイント
20kg程度の重量でも、車内から取り出す作業では腰や背中に負担がかかります。特に中腰の状態で持ち上げると、腰を痛める原因になります。
持ち上げる場合は、できるだけシートに近い位置でしゃがみ、腕だけでなく脚の力を使うことが大切です。
また、途中でバランスを崩すとシートを落としたり、車体を傷付けたりする可能性があるため、不安がある場合は2人以上で作業する方が安全です。
取り外したリアシートの保管方法
長期間使用しない場合でも、リアシートは湿気によるカビや金属部分のサビに注意が必要です。
簡易的なビニールハウスなどで保管する場合は、地面から直接置かず、すのこや台の上に置いて風通しを確保すると劣化を防ぎやすくなります。
また、雨水が入り込む場所ではシート内部のクッション材まで湿気を吸う可能性があるため、防水カバーなどを利用すると安心です。
取り外し前に確認しておきたいこと
リアシートを外す前には、後から元に戻す可能性も考えて、固定部品の位置や取り外し前の状態を写真で記録しておくことがおすすめです。
ボルトや固定部品がある場合は、紛失しないよう袋に入れて保管し、どこの部品か分かるようにメモしておくと復元時に困りません。
また、シートを戻す場合は固定が正しくできているか確認することが重要です。固定不足は走行時の安全性に関わるため、取り付け後は必ず確認しましょう。
まとめ
スペーシア MK94Sの後部座席取り外しは、構造を理解して慎重に行えば可能ですが、片側約20kg程度の重量があるため、1人作業では搬出方法や持ち方に注意が必要です。
スライドドア側から出すかリアハッチ側から出すかは、作業スペースや周囲の状況によって判断するとよいでしょう。毛布や養生材を使えば車両への傷も防ぎやすくなります。
ただし、重量物を扱う作業になるため、安全を最優先にし、無理だと感じた場合は無理に1人で行わず、手伝いを頼むことも大切です。


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