XLR250R(MD16)を17インチモタード化する方法|ポン付けできるフロントホイールはある?CRF250M流用時の加工ポイントを解説

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ホンダXLR250R(MD16)を前後17インチのモタード仕様にしたい場合、リアはもともと17インチなので比較的話が分かりやすい一方、問題になりやすいのがフロントホイールです。MD16の純正フロントは21インチで、他車種の17インチホイールをそのまま装着できるのか気になるところでしょう。結論からいうと、MD16へ車種違いの17インチ完成ホイールを完全な無加工で装着できると確認できる定番純正流用は、少なくとも一般的な資料からは見当たりません。CRF250Mの17インチフロントホイールはアクスル径の面では興味深い候補ですが、ブレーキローター径、ハブ幅、カラー、ローター位置などがMD16と異なるため、基本的には「ポン付け前提」ではなく採寸・カラー製作・ブレーキ位置調整などを想定した流用になります。確実性を優先するなら、MD16純正フロントハブを生かして17インチリムへ組み替える方法が最も整理しやすい選択肢です。

  1. XLR250R(MD16)の純正ホイールサイズを確認
  2. MD16に完全ポン付けできる17インチ純正フロントホイールはある?
  3. CRF250Mのフロントホイールは17インチなので候補にはなる
  4. CRF250MとMD16はフロントベアリング内径が同じ15mm
  5. アクスル径が同じでもポン付けにならない理由
  6. CRF250MのブレーキローターはMD16より大きい
  7. CRF250Mホイール流用ではどんな加工が考えられる?
  8. CRF250LとCRF250Mを混同しない
  9. 一番確実なのはMD16純正ハブに17インチリムを組む方法
  10. 17インチリムは穴数だけ合えば使えるわけではない
  11. CRF250M純正サイズ110/70-17をそのままMD16で使えるとは限らない
  12. 17インチ化すると車体姿勢が大きく変わる
  13. スピードメーターの誤差にも注意する
  14. ブレーキ強化も同時に考えた方がよい
  15. XR250モタードのホイールならポン付けできる?
  16. 完成ホイールを流用したいなら最初に測る場所
  17. ホイールカラー製作だけで済むなら比較的現実的
  18. ブレーキローター位置が合わない場合は難易度が上がる
  19. ネットの装着例を見るときに確認したいポイント
  20. 中古CRF250Mホイールを先に買うのはおすすめしにくい
  21. 公道仕様ではタイヤの荷重・速度記号や干渉も確認する
  22. 17インチ化後は実測と試走で最終確認する
  23. 費用を抑えたい場合でも「純正ハブ+17インチリム」を比較する価値がある
  24. まとめ:MD16へCRF250Mの17インチホイールは可能性があるが、ポン付けとは考えない方がよい

XLR250R(MD16)の純正ホイールサイズを確認

まずMD16の純正状態を確認しておきましょう。1985年に発売されたXLR250Rの型式はMD16で、Hondaの当時資料によるとフロントタイヤは3.00-21、リアは4.60-17です。つまり、MD16は純正状態ですでにリアが17インチで、フロントだけ21インチという構成です。[参照:Honda XLR250R発表資料]

ブリヂストンの二輪車タイヤ適合資料でも、XLR250RのMD16はフロント3.00-21、リア4.60-17とされています。[参照:ブリヂストン 二輪車タイヤ資料]

したがってMD16を一般的なモタードスタイルにする場合、リア17インチを生かしながらフロントを21インチから17インチへ変更することが主な作業になります。ただし純正リアリムはモタード用としては細いため、装着したいロードタイヤ幅によってはリアリムも交換・組み替えを検討することになります。

MD16に完全ポン付けできる17インチ純正フロントホイールはある?

他のHonda車の純正17インチフロントホイールを探すと、XR250モタードやCRF250Mなどが候補として思い浮かびます。しかし、ホイールの「インチ数」と「アクスル径」が合うだけではポン付けできません。

完成ホイールを無加工で流用するには、少なくともアクスルシャフト径、左右フォーク間の幅、ハブ幅、ベアリング位置、左右カラー長、ブレーキディスク径、ディスク取付位置、キャリパーとの位置関係、スピードメーターギアなどが一致する必要があります。

MD16用として「この17インチ純正ホイール一式ならカラーもブレーキも含めてそのまま装着できる」と裏付けられる定番流用品は確認できないため、他車種ホイールは基本的に加工前提と考えるのが安全です。

CRF250Mのフロントホイールは17インチなので候補にはなる

CRF250Mはメーカー純正のモタードモデルで、フロント110/70-17、リア130/70-17を採用しています。Hondaの公式諸元でも前後17インチであることが確認できます。[参照:Honda CRF250M主要諸元]

純正CRF250Mのフロントリムは17インチで、純正ホイールASSYも流通しています。CRF250LからCRF250M仕様へ変更する用途では純正17インチホイールが利用されるため、中古市場でも比較的見つけやすい部品です。

そのため「XLR250Rのモタード化にもCRF250Mホイールを使えないか」と考えるのは自然です。ただしCRF250Mは2010年代の車両であり、1980年代のMD16とはフロント足回り・ブレーキ設計が大きく異なります。

CRF250MとMD16はフロントベアリング内径が同じ15mm

CRF250M流用で興味深いのがフロントホイールベアリングです。CRF250Mの純正部品資料では、フロントホイールに6202系ベアリングを2個使用しています。6202ベアリングの基本寸法は内径15mm・外径35mm・幅11mmです。[参照:Honda純正部品図 CRF250Mフロントホイール]

MD16用として流通しているフロントホイールベアリングも6202で、15×35×11mmです。[参照:Wemoto XLR250R MD16フロントホイール部品]

つまり、ベアリング内径だけを見るとMD16とCRF250Mはいずれも15mmであり、この点では流用を検討しやすい組み合わせです。しかし「15mmシャフトが通る」ということと「ホイール一式がポン付けできる」ということはまったく別です。

アクスル径が同じでもポン付けにならない理由

例えば15mmのアクスルがCRF250Mのホイールベアリングを通ったとしても、ハブ全体の幅がMD16のフォーク内寸に合わなければホイールは中央に収まりません。そこで左右のカラーを製作・変更する必要が出てきます。

さらにホイールセンターを合わせた結果、ブレーキローターが純正キャリパーの中心からずれる場合があります。この場合、単純にカラーだけ変更するのではなく、ローター位置やキャリパー位置まで含めて設計しなければなりません。

重要なのは、「シャフトが入った=装着完了」ではないという点です。左右フォークに対してリム中心が正確に車体中心へ来ていることと、ブレーキローターがキャリパー中心へ正確に入ることの両方を満たす必要があります。

CRF250MのブレーキローターはMD16より大きい

CRF250M純正フロントブレーキはモタード走行を想定した大径ディスクを採用しており、純正相当品のローター外径は296mmです。[参照:CRF250M対応ブレーキディスク仕様]

一方、MD16純正フロントディスクの中古実測情報では外径約240mmとされています。[参照:XLR250R MD16フロントディスク実測例]

項目 XLR250R MD16 CRF250M
純正フロントホイール 21インチ 17インチ
フロントベアリング 6202系・内径15mm 6202系・内径15mm
フロントディスク外径 約240mm 296mm
そのままのブレーキ互換 期待しない方がよい

このローター径の差だけを見ても、CRF250Mのホイール+純正296mmローターをMD16純正キャリパーへそのまま合わせることはできません。キャリパーサポートの製作などが必要になる可能性が高くなります。

CRF250Mホイール流用ではどんな加工が考えられる?

実際にCRF250Mの17インチホイールをMD16へ流用するなら、現車採寸をしたうえで組み合わせを決めることになります。

一般的に確認・加工対象となるのは次の部分です。

  • 左右ホイールカラーの製作または寸法変更
  • ホイールセンターの調整
  • ブレーキローターの選定
  • ローターオフセットの調整
  • キャリパーサポートの製作・変更
  • スピードメーターギアの処理
  • アクスルカラーとダストシールの適合確認
  • タイヤとフォーク・フェンダーのクリアランス確認

このため、ネット上でCRF系ホイールを装着したXLRを見かけても、写真だけから「純正部品を差し替えただけ」と判断しないことが重要です。外から見えないカラーやキャリパーサポートがワンオフ製作されている場合があります。

CRF250LとCRF250Mを混同しない

「CRFのホイール」とだけ書かれている情報にも注意が必要です。CRF250Lはオフロード寄りの21インチフロントですが、CRF250Mはモタードモデルなので17インチフロントです。

またCRF250R・CRF250Xなど競技系CRFは足回りの規格がさらに異なります。同じCRFという名称でも、アクスル径・ハブ幅・ディスクなどに互換性があるとは限りません。

中古ホイールを探す場合は「CRF250M MD38/MD44のフロント17インチ」など、必ず型式まで確認した方が安全です。

一番確実なのはMD16純正ハブに17インチリムを組む方法

他車種完成ホイール流用よりも互換問題を減らせる方法が、MD16純正フロントハブを残し、17インチリムへスポークを張り替える方法です。

純正ハブを使えば、アクスル、ベアリング、純正フォークとの左右位置、スピードメーターギア、純正ブレーキローター位置といった重要部分を基本的に維持できます。そのうえでリムだけを21インチから17インチへ変更します。

もちろん「リムを買って純正スポークで組めば終わり」という意味ではありません。17インチ化に適したスポーク長、ニップル、リムの穴数・穴角度を合わせ、正確に芯出しする必要があります。しかし、異なる年代の完成ホイールを丸ごと流用するより構造を把握しやすい方法です。

17インチリムは穴数だけ合えば使えるわけではない

スポークホイールのリムを選ぶときは、直径・幅・穴数だけでは不十分です。スポーク穴の角度はハブ径やスポーク配置に合わせて加工されているため、穴数が同じでも別用途のリムではスポークが無理な角度になる場合があります。

そのためMD16ハブへ17インチリムを組むなら、ホイール専門店やスポークホイール加工に慣れたバイクショップへハブを持ち込み、適合するリム・スポークを選定してもらう方法が確実です。

モタード用途ならフロント2.50~3.00インチ前後のリムが候補になりますが、タイヤ幅、フォーク間隔、使用目的によって最適な幅は変わります。幅だけを先に決めず、装着するタイヤから逆算すると失敗しにくくなります。

CRF250M純正サイズ110/70-17をそのままMD16で使えるとは限らない

CRF250M純正フロントタイヤは110/70-17です。[参照:Honda CRF250M]

このサイズはモタードでは一般的ですが、MD16純正フォークへ17インチ化する場合は、タイヤの実幅と左右フォーク・フォークガードなどとのクリアランスを現車で確認する必要があります。同じ110/70-17でもメーカー・銘柄によって実際の幅や形状には違いがあります。

リムを太くするとタイヤ幅も広がりやすいため、「17インチにできたがタイヤがフォークへ接触する」という事態を避けるためにも、ホイールを作る前に必要クリアランスを測定しておくことが重要です。

17インチ化すると車体姿勢が大きく変わる

21インチから17インチへ変更すると、単に見た目がモタードらしくなるだけではありません。フロントタイヤ外径がかなり小さくなり、車体前側が下がります。

その結果、キャスター角やトレール、前後荷重、ステアリングレスポンスなども変化します。一般には旋回初期が軽快になる方向ですが、純正のオフロード設定とは異なるハンドリングになります。

リア側もタイヤ外径やサスペンション設定とのバランスが重要です。前だけ極端に小径化すると姿勢が前下がりになるため、モタード化はホイール単体ではなく車体全体のセットアップとして考える必要があります。

スピードメーターの誤差にも注意する

MD16のような旧車では、フロントホイール側から機械式スピードメーターを駆動している仕様があります。21インチから17インチへタイヤ外径を変えると、純正メーターギアをそのまま使用した場合に表示誤差が大きくなる可能性があります。

仮にホイールの回転数をそのまま速度換算する仕組みなら、小径タイヤは同じ実速度でも回転数が増えるため、メーターが実際より高い速度を示す方向になります。

対策としては適切なギア比のメーターギアを探す方法のほか、車輪径を設定できる社外デジタルメーターを使用する方法があります。公道使用車では速度計が適切に機能する状態にしておきましょう。

ブレーキ強化も同時に考えた方がよい

モタード化するとロードタイヤのグリップを利用して舗装路で強くブレーキをかける機会が増えるため、1980年代設計の純正ブレーキに不足を感じる場合があります。

ただし大径ローターを付ければ無条件でよいわけではありません。キャリパーサポートには大きな制動荷重がかかるため、ワンオフ部品の材質・厚み・ボルト強度・取付位置が不適切だと重大事故につながります。

ブレーキキャリパーサポートやアクスル周辺は安全に直結するため、寸法合わせだけの自己流加工ではなく、二輪足回り加工の経験がある専門店へ依頼することをおすすめします。

XR250モタードのホイールならポン付けできる?

HondaにはXR250モタード(MD30)が存在し、純正タイヤサイズは前110/70-17、後130/70-17です。ブリヂストンの適合資料でもXR250モタードの前後17インチが確認できます。[参照:ブリヂストン]

さらにXLR系とMD30の一部足回りについて、15mmアクスルを共有する例が紹介されているため、CRFより年代的・構造的に近い候補ではあります。[参照:XLR250RへのMD30足回り流用例]

しかし、この情報は主に後年型XLRとXR250 MD30の足回りについてのものであり、MD16へXR250モタードの完成ホイールがカラー・ローターまで完全ポン付けできることを意味しません。MD16はさらに古い世代なので、実測確認が必要です。

完成ホイールを流用したいなら最初に測る場所

中古のCRF250MやXR250モタード用17インチホイールを購入する前に、MD16純正ホイールを外して寸法を記録しておくと無駄な部品購入を防げます。

測定項目 確認する理由
アクスル径 ベアリング・シャフトが適合するか
フォーク内側間隔 ホイール+カラーが収まるか
ハブ左右端の幅 必要なカラー寸法を算出するため
車体中心からリム中心まで ホイールセンター確認
車体中心からローター中心まで キャリパーとの位置確認
ローター外径・厚さ キャリパーとの適合確認
ローター取付PCD MD16用ローター流用可否の確認
タイヤ左右クリアランス 110幅などが収まるか確認

候補ホイールも同じ項目を測り、数値で比較します。「見た感じ入りそう」で購入すると、ローター位置が数mmずれて結局大加工になることがあります。

ホイールカラー製作だけで済むなら比較的現実的

候補ホイールのベアリング内径がMD16のアクスルへ適合し、ハブ自体もフォーク間へ収まり、ローター位置も調整可能なら、左右カラーの製作だけでホイールセンターを合わせられるケースがあります。

カラーは旋盤加工で適切な材質から製作できますが、長さだけでなくダストシールへ入る外径、ベアリング内輪への当たり面、アクスル締付時の荷重なども考える必要があります。

締め付けるとホイールの回転が重くなる場合は、カラー寸法や内部ディスタンスカラーなどに問題がある可能性があります。そのまま走行してはいけません。

ブレーキローター位置が合わない場合は難易度が上がる

ホイールセンターを正しく合わせた状態でローターだけがキャリパーと合わない場合、作業難易度は大きく上がります。

ホイール全体を左右へずらしてローター位置だけ合わせる方法は、リム中心が車体中心から外れる可能性があるため適切ではありません。まずホイール中心を正しく決め、その状態を基準にブレーキ側を合わせるのが基本です。

ローターオフセット変更、専用ローター製作、キャリパーサポート製作などが必要なら、既製ホイール流用の安さというメリットが薄れ、MD16ハブから17インチホイールを製作した方が結果的に簡単なこともあります。

ネットの装着例を見るときに確認したいポイント

ネットで「XLRにCRFホイール装着」と書かれた車両を見つけた場合は、車両型式を最初に確認してください。XLR250RにはMD16だけでなくMD20、MD22など複数世代があり、足回りの構造も完全に同一ではありません。

次に、CRF側がCRF250Mなのか、CRF250Lなのか、CRF250Rなのかを確認します。「XLR250」「CRFホイール」という二つの名称だけでは再現できません。

できれば投稿者の加工内容から、使用アクスル、左右カラー寸法、ローター、キャリパーサポート、スピードメーター処理まで確認してから参考にするとよいでしょう。

中古CRF250Mホイールを先に買うのはおすすめしにくい

CRF250Mホイールは17インチで、しかも6202ベアリングを使用しているため、一見するとMD16流用に非常に都合がよく見えます。しかし実際には296mmローターを含むブレーキ周辺など、MD16と明確に違う部分があります。

そのため、安い中古ホイールを見つけて先に購入し、その後で取り付け方法を考えるより、まずMD16側の寸法を測り、候補ホイールの寸法を出品者へ問い合わせてから判断する方が安全です。

最終的にワンオフカラーとキャリパーサポートを作る予定であればCRF250M流用は成立する可能性がありますが、それは「加工流用」であって「ポン付け」とは別物です。

公道仕様ではタイヤの荷重・速度記号や干渉も確認する

17インチ化後のタイヤは、単にリムへ装着できればよいわけではありません。適正なリム幅、荷重指数、速度記号を満たした二輪車用タイヤを選ぶ必要があります。

またフルボトム時にタイヤがフェンダー、フレーム、エキゾーストなどへ干渉しないことも重要です。静止状態で隙間があっても、ブレーキングでフォークが大きく沈んだ際に接触する場合があります。

タイヤ幅を大きくしすぎるとフォーク内側へ擦るほか、リム幅との組み合わせが不適切ならタイヤ本来の断面形状も崩れます。

17インチ化後は実測と試走で最終確認する

組み上がった後は、前輪を浮かせて回転させ、振れ、異音、ブレーキローターの引きずりがないか確認します。アクスルを規定状態まで締めた後にもホイールが軽く回転することが重要です。

次にハンドルを左右いっぱいまで切り、タイヤやブレーキホースが干渉しないことを確認します。フォークストローク時のクリアランスも必要です。

最初の試走は低速から行い、直進性、ステアリング、ブレーキ、メーター表示を確認します。車体中心がずれたまま高速走行することは避けてください。

費用を抑えたい場合でも「純正ハブ+17インチリム」を比較する価値がある

中古CRF250Mホイールが安く手に入ると、完成ホイール流用が最安に見えることがあります。しかし専用カラー、キャリパーサポート、ローター、加工工賃などを合計すると予想以上の費用になる場合があります。

一方、MD16純正ハブに適切な17インチリムとスポークを組む方法なら、ブレーキやアクスル周辺の純正位置を維持しやすく、加工箇所を減らせます。

ホイール専門店に「XLR250R MD16純正フロントハブを使い、モタード用17インチを作りたい」と相談し、CRF250M流用案との見積もりを比較すると合理的です。

まとめ:MD16へCRF250Mの17インチホイールは可能性があるが、ポン付けとは考えない方がよい

XLR250R(MD16)は純正でフロント21インチ、リア17インチの構成です。Hondaの1985年当時資料でもフロント3.00-21、リア4.60-17であることが確認できます。[参照:Honda] 前後17インチのモタード仕様を目指す場合、主な課題はフロントホイールになります。

MD16へ完全無加工で装着できる17インチ純正完成ホイールについて、確実に「これならポン付け」と言える定番流用情報は確認できません。そのため、他車種純正ホイールを使うなら現車採寸を前提とするのが安全です。

CRF250Mは純正で110/70-17のフロントを採用し、フロントホイールベアリングも6202系で内径15mmです。MD16用フロントベアリングも6202・15×35×11mmなので、アクスル径という一点では相性のよい候補です。[参照:CRF250M部品資料] [参照:MD16ベアリング資料]

しかしCRF250Mは約296mmの大径フロントディスクを使用するのに対し、MD16純正は約240mmです。ハブ幅、左右カラー、ローターオフセットなども確認が必要なため、CRF250Mホイール流用ではカラー製作やブレーキ周辺加工が必要になる可能性が高く、「加工は不要」と考えない方がよいでしょう。

確実性を優先する場合は、MD16純正フロントハブを残し、適合する17インチリムと専用スポークでホイールを組み直す方法がおすすめです。これなら純正アクスル、ブレーキ位置、メーターギアなどを生かしやすくなります。CRF250M完成ホイールを使用したい場合は、中古部品を購入する前にMD16のフォーク内寸、ハブ幅、ホイールセンター、ローター位置を実測し、二輪ホイール・足回り加工に詳しいショップへ相談するのが最も確実です。

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