武川17Rステージ88ccと旧Rステージは別物?リペアピストンの適合・品番確認方法を解説

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SP武川のモンキー・ゴリラ系エンジンパーツには、「Rステージ」「旧タイプRステージ」「Rステージ+D」「17RステージE」「17Rステージ+D」など似た名称のシリンダーヘッドがあり、88cc用の補修ピストンを探す際には特に注意が必要です。結論からいうと、17Rステージと、商品ページで「旧Rステージ」「旧タイプRステージ」と表記されているヘッドは別仕様です。そのため、「旧Rステージ88cc用」と明記されたピストンを、17Rステージ88ccへ名称だけを見て流用するのは避けるべきです。実際にSP武川公式オンラインショップでは、旧タイプRステージ用ピストンについて「RステージEM/Rステージ+D/17Rステージには使用出来ません」と明記されています。[参照]

17Rステージと旧Rステージは同じ「Rステージ」でも別世代のヘッド

SP武川では長年にわたって横型エンジン向けのRステージ系シリンダーヘッドを販売しており、世代によってヘッド形状や燃焼室、対応ピストンなどが変更されています。

現在「旧Rステージ」「旧タイプRステージ」と補修部品の商品名に記載されているものは、現在の17Rステージとは別の従来型Rステージを指します。例えば武川公式の「ピストンキット(レギュラー/旧タイプRステージ88cc用)」品番01-02-0233では、対象シリンダーヘッドを「レギュラーヘッド/旧タイプRステージ」とし、17Rステージには使用できないことを明記しています。[参照]

つまり、検索結果に「オールドRステージ用」「旧Rステージ用」と表示されるピストンが出てきても、17Rステージ用の旧名称という意味ではありません。基本的には異なる世代・仕様向けの部品として扱う必要があります。

旧Rステージ用ピストンは17Rステージには使用できない

ピストンはボア径が同じ52mmであれば何でも使えるわけではありません。ピストントップの形状、バルブリセス、圧縮高さ、燃焼室との組み合わせなどがヘッド仕様に合わせて設計されています。

武川公式オンラインショップで販売されている品番01-02-0233は、「レギュラーヘッド/旧タイプRステージ88cc用」のピストンキットです。商品説明には「RステージEM/Rステージ+D/17Rステージには使用出来ません」と明記されています。[参照]

したがって、所有しているヘッドが本当に17Rステージであれば、旧Rステージ用として販売されている01-02-0233などを選ぶのは適切ではありません。

17Rステージ88ccには17Rステージ対応ピストンを選ぶ

17Rステージには専用のピストンが設定されています。武川公式の「17R-Stage Eバージョンアップキット88cc」でも、構成部品として「17Rステージ用ピストンキット」が明記されています。[参照]

このバージョンアップキットは、Sステージ88ccで使用しているシリンダーを流用しながら、17RステージEヘッドと17Rステージ用ピストンへ変更する商品です。これは、同じ88cc・同じφ52クラスのシリンダーであっても、ヘッドに合わせてピストンを選択する必要があることを示しています。

17Rステージ用ピストンはスカート部にモリブデンコートが施されていることも、武川公式の商品説明で確認できます。[参照]

17RステージEと17Rステージ+Dの関係も確認しておく

17Rステージには「17RステージE」と「17Rステージ+D」という仕様があります。17RステージEは、17Rステージ+Dヘッドをベースに購入価格を抑えたエントリーモデルとして設定されています。[参照]

17Rステージ+Dでは、ノーマルヘッド形状をベースに吸気26mm・排気22.5mmの大径バルブを採用し、専用の燃焼室形状や3次元ポート形状が採用されています。88cc仕様ではφ52Hシリンダーと専用ピストンが組み合わされています。[参照]

一方、旧タイプRステージはこの17R世代以前の製品です。そのため「Rステージ」という名前が共通していても、部品検索では旧Rステージ、Rステージ+D、17Rステージを別々に扱う必要があります。

「88cc」「φ52」だけでピストンを選ぶと危険

中古ヘッドや中古ボアアップキットを組み合わせている場合、「88ccだからφ52のピストンなら合うだろう」と考えてしまいがちですが、これはおすすめできません。

例えば旧Rステージ88ccと17Rステージ88ccは、どちらも88ccという排気量表記が付く商品があります。しかし、武川がわざわざ旧Rステージ用ピストンの商品説明で17Rステージへの使用不可を明記していることからも、単純互換ではないことが分かります。[参照]

不適合なピストンを組み合わせると、圧縮比が想定と変わるだけでなく、バルブとピストンのクリアランス不足など重大なエンジントラブルにつながる可能性があります。

旧Rステージ用ピストンには複数の仕様・品番がある

さらに注意したいのが、「旧Rステージ用」だけでも車両・キット仕様によって補修ピストンの品番が分かれていることです。

武川公式オンラインショップでは、例えば旧タイプRステージ・レギュラーヘッド88cc用として品番01-02-0233が掲載されています。また、旧型キットには対象キット品番を限定した鍛造ピストンも販売されており、旧Rステージという名称だけでは適合を完全には判断できません。[参照]

中古部品の場合は特に、ヘッドだけを見て「たぶんこの世代」と判断するより、元のキット品番や車両仕様を特定してから部品を注文する方が安全です。

17Rステージかどうかを確認する一番確実な方法

中古で購入したヘッドなどで正確なモデルが分からない場合は、まず購入時の箱、説明書、キット品番、シリンダーヘッドに残っている識別情報を確認します。

例えば12Vモンキー系の17R-Stage+Dボアアップキット88cc(Hシリンダー)には01-05-0505という商品コードが設定されています。6Vモンキー・DAX・シャリー・CD50向けの17R-Stage+D 88ccには01-05-0509など別品番があります。[参照][参照]

車種や年式によって同じ「17Rステージ88cc」でもキット品番が異なるため、補修部品を買うときはヘッド名だけでなく元キットの品番まで確認するのが理想です。

中古でヘッドだけ持っている場合はメーカー確認が最も安全

ヘッド単体だけを所有していて元のキット品番が分からない場合は、ピストンを注文する前にSP武川または正規販売店へ確認するのがおすすめです。

その際は、「17Rステージ88ccと思われるヘッドを所有している」「使用する車両型式」「クランクシャフトが純正ストロークか」「使用予定のシリンダー」「ヘッドに確認できる刻印・特徴」などを伝えると、補修部品を特定しやすくなります。

特にモンキー系横型エンジンでは、長期間にわたって多数のRステージ系製品が販売されているため、中古市場ではヘッド、シリンダー、ピストンが元の組み合わせから変更されていることも珍しくありません。

ピストン交換時はリングやピンだけでなくシリンダー状態も確認する

リペアピストンを交換する理由が摩耗、焼き付き、圧縮低下などの場合は、ピストンだけ新品にすれば必ず直るとは限りません。

シリンダー内壁の傷、摩耗、クリアランス、ピストンピン、コンロッド小端部、バルブとの接触痕なども確認する必要があります。

武川の17RステージEバージョンアップキットの商品説明でも、流用するシリンダーについて、摩耗などで使用限度を超えている部品は再使用しないよう注意されています。[参照]

まとめ:17RステージとオールドRステージは別物。旧R用ピストンは使わない

SP武川の17Rステージと、「旧Rステージ」「旧タイプRステージ」「オールドRステージ」と呼ばれている従来型Rステージは別仕様です。

武川公式でも、旧タイプRステージ88cc用ピストンキット01-02-0233について、「RステージEM/Rステージ+D/17Rステージには使用出来ません」と明記しています。したがって、17Rステージ88ccのヘッドを使用するのであれば、検索で出てきた「旧Rステージ88cc用」「オールドRステージ用」のピストンをそのまま購入するのは避けるべきです。[参照]

17Rステージについては武川公式の商品構成にも「17Rステージ用ピストンキット」が存在することが確認できます。[参照]つまり、17Rには17R対応ピストンを選ぶというのが基本です。

ただし、17RステージにもE、+D、6V車用、12V車用など複数のキットが存在します。ヘッド単体を中古で入手して元の仕様が分からない場合は、「88cc」「φ52」だけを基準に注文せず、元キット品番・車両型式・使用シリンダーを確認したうえでSP武川または正規販売店に適合ピストン品番を確認するのが最も確実です。

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