バイクを複数台所有する場合、それぞれのバイクに適切なケアが必要です。特に長期間乗らないバイクは、エンジンやパーツの劣化が進む可能性があります。ここでは、メインバイクとは別に維持していくためのポイントを紹介します。
1. 乗らないバイクのエンジン管理
長期間バイクを使用しない場合、エンジンを定期的にかけてあげることが大切です。特に古いバイクや2台目のバイクは、エンジン内部のオイルが固まることを避けるために、週に一度くらいはエンジンをかけて暖気運転を行うのが理想です。最低でも2週間に一度はエンジンをかけるようにしましょう。
エンジンをかけることで、エンジン内のオイルが循環し、エンジンがスムーズに動くようになります。さらに、エンジンの状態を確認するためにも定期的なチェックは欠かせません。
2. バッテリーのケア
バイクを長期間使用しない場合、バッテリーが上がってしまうことがよくあります。特に50ccや小排気量のバイクではバッテリーの消耗が早いため、バッテリーの状態を確認して、もし上がっている場合は充電器で充電しておきましょう。
さらに、バイクに専用のバッテリーチャージャーを使用すると、適切なタイミングで充電してくれるため便利です。また、長期間乗らない場合にはバッテリーを取り外して保管することをお勧めします。
3. タイヤとタイヤ圧のチェック
バイクを長期間放置していると、タイヤの空気圧が低下することがあります。空気圧が足りないと、走行時にタイヤの性能が発揮できなくなるため、定期的にタイヤ圧をチェックしましょう。特に寒冷地ではタイヤの空気圧が低下しやすいため、シーズンが変わるたびに確認することをお勧めします。
タイヤにひび割れが見られた場合は、早めに交換を検討した方が良いでしょう。劣化したタイヤは走行中に事故のリスクを高める原因になります。
4. ガソリンの取り扱いと保管
長期間バイクを使用しない場合、ガソリンの品質が劣化することがあります。これを避けるためには、ガソリンタンクを満タンにしておくことが推奨されます。また、ガソリンが古くなってしまうのを防ぐために、専用の燃料添加剤を使用することも有効です。
バイクを再び使用する際には、ガソリンの臭いを確認し、古いガソリンは入れ替えることを忘れないようにしましょう。
5. サビの予防
特に雨が多い時期や湿度の高い季節には、バイクのフレームやパーツがサビやすくなります。定期的にバイクを拭き取って乾燥させ、サビ防止のために専用のコーティングスプレーを使うと良いでしょう。
また、使用後にバイクを洗う際には、特に水分が残らないように注意して、フレームやパーツの隅々まで拭き取ることが大切です。
6. まとめ
バイクを2台持つ場合、特に使わないバイクのメンテナンスに気を使うことが重要です。定期的にエンジンをかけ、バッテリーやタイヤの状態を確認し、サビやガソリンの劣化を防ぐための対策を講じることで、長期間にわたって良好なコンディションを保つことができます。これらのケアを行うことで、バイクを長く快適に楽しむことができます。
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