ホンダの人気原付スクーター「ズーマー(FI車)」は、その個性的なデザインとカスタムのしやすさから、幅広い年齢層のライダーに支持されています。特にマフラー交換はカスタムの第一歩とも言えるパーツですが、FI(フューエルインジェクション)車の場合、対応製品を選ばないと不具合の原因になります。この記事ではズーマーFI車に適合するマフラーと、選び方のポイントを紹介します。
ズーマーFI車とキャブ車の違いとは?
ズーマーには大きく分けて「キャブレター仕様」と「FI(フューエルインジェクション)仕様」の2種類が存在します。2007年以降のモデルがFI車で、エンジン制御が電子制御化されているため、マフラーの構造や燃調への影響が異なります。
そのため、FI車にキャブ仕様用のマフラーを装着すると、アイドリング不調や燃費悪化、最悪エンジン故障のリスクもあります。必ず「FI車対応」の表記があるマフラーを選びましょう。
ズーマーFI車対応のおすすめマフラーメーカー
以下はFI仕様のズーマーに対応した信頼性の高いマフラーブランドの一例です。
- SP武川(SP TAKEGAWA):街乗り向けで音量控えめ、耐久性◎
- キタコ(KITACO):リーズナブルでFI対応明記があるモデル多数
- デイトナ(DAYTONA):パワーとトルクバランスが優れており、初心者にも扱いやすい
- BEAMS:スタイリッシュなデザインと音質で人気
例:SP武川「スポーツマフラー(FI対応)」は、純正比でパワーアップしつつもノーマル車両に近い静音性が特徴です。
FI車マフラー交換時の注意点
FI車はセンサーや排気抵抗に敏感なため、取り付け後に燃調の確認やリセットが必要な場合があります。製品によっては、別売のインジェクションコントローラーや、ECU書き換えが推奨されていることもあります。
また、センタースタンドの干渉や、フェンダーとの隙間もチェックしましょう。特に社外フルエキタイプでは注意が必要です。
実際のカスタム例と効果
たとえば、ズーマーFI(2009年式)にBEAMSのSS300マフラーを取り付けたユーザーの例では、トルクがやや増し、街乗りでの加速感が向上。音も純正より太くなり、程よい重低音が楽しめると好評です。
一方で、KITACOのマフラーは見た目がコンパクトで、取り付けも簡単なため、初心者におすすめです。特に「ミニコンタイプ」はマフラー交換だけで大きな燃調変更が不要な点で高評価を得ています。
FI車用マフラーを探す際のチェックリスト
- 「FI対応」の明記があるか
- 年式・型式(AF58-170〜など)への適合確認
- センタースタンド・フェンダーとの干渉チェック
- 車検対応や近接排気音の記載(公道使用可か)
- 付属品・取説・ガスケットの有無
Amazonや楽天、Webikeなどの通販サイトでは、車種・年式ごとに対応商品をフィルターできるので便利です。
まとめ:FIズーマー用マフラーは適合確認と信頼ブランドが鍵
ズーマーFI車にマフラーを取り付ける際は、「FI対応」であることを必ず確認し、信頼できるメーカーから選ぶことが大切です。性能や音質、見た目など自分の用途や好みに合ったマフラーを選び、より快適で楽しいズーマーライフを実現してください。
迷ったときは、口コミやレビュー、SNSの装着例を参考にするのもおすすめです。
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