ホンダAPE50 Type Dは、シンプルでカスタムベースとしても人気の高いバイクです。スマホの充電や電装系の追加装備のために「アクセサリー電源の取り出し」を考えるユーザーも多くいます。この記事では、APE50 Type Dからのアクセサリー電源の取り出し位置や、安全に取り出すための実践的な方法をご紹介します。
アクセサリー電源とは?APE50における意味
アクセサリー電源とは、キーONの時だけ通電する電源のことで、ドラレコやUSB充電器などの電装品の電源として理想的です。
APE50 Type Dはシンプルな電装構造ですが、FI車(フューエルインジェクション)とキャブ車で配線仕様が異なるため、確認が必要です。
APE50 Type Dのおすすめ電源取り出し位置
最も安全かつ確実なアクセサリー電源の取り出し位置は、テールランプ電源の+線(通常は茶色配線)です。キーONで点灯するため、アクセサリー連動に適しています。
具体的には、シート下にあるカプラー付近にアクセスし、テスターで確認しながら取り出すのが基本です。配線に割り込みさせる際は、分岐コネクタやギボシを使用して確実に接続してください。
その他の電源取り出し候補
以下も候補になりますが、適切な知識が必要です。
- イグニッションコイルの入力側配線:確実にキーON連動だが、電装干渉のリスクあり
- ヒューズボックス(ACC回路):純正に無い場合は増設が必要
電源が安定しないと電装品の故障にも繋がるため、初心者の方にはテールランプ電源がおすすめです。
実例:USB電源の追加施工例
あるユーザーは、シート下の茶色配線からエレクトロタップで電源を取り出し、ハンドル部にUSBソケットを増設しています。電源線はヒューズ付きで、万一のショートに備えた設計です。
また、電源ケーブルを耐熱・耐摩耗チューブで保護し、フレームに沿わせてタイラップ固定することで振動への対策もされています。
ステンレス部品や信頼性を高める補助パーツ
耐久性と信頼性を高めたい場合は、以下のパーツを組み合わせると効果的です。
- 防水コネクタ(IP67対応)
- ヒューズホルダー(ミニ平型ヒューズ対応)
- ステンレスクランプや金属ステーでの固定
電源系統のDIYには細部の品質が影響するため、信頼性のある部材を使いましょう。
注意点と法的配慮
バイクの電源加工は、電装系トラブルや保安基準不適合のリスクを伴います。特に公道走行に関わる照明や灯火類と接続する際は、回路を切り分けるリレー回路なども視野に入れてください。
また、配線の追加や分岐は正しい絶縁処理と結線が不可欠です。自己責任で行う範囲を明確にし、可能であればバイクショップや専門家の点検を受けましょう。
まとめ:APE50での電源取り出しはテール周りが基本
APE50 Type Dでアクセサリー電源を取り出す際は、シート下のテールランプ配線が最も実用的かつ安全です。加工は最小限に抑え、電源保護のためのヒューズやリレーの活用も検討しましょう。
配線の美しさと安全性を両立させることで、快適なバイクライフが広がります。
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