バイクカスタムの中でも人気のあるウィンカーポジション化。ダブル球の3線式ウィンカーを活用すれば、ポジションランプとしても機能させることが可能です。この記事では、SR400などの車両にダブル球ウィンカーを取り付ける際の配線方法と、ポジションが使えない場合の対処法を解説します。
ダブル球ウィンカーとは?3本線の意味
ダブル球ウィンカーには、主に次の3本の配線があります。
- 黒線または白黒線: アース(共通マイナス)
- 茶線またはオレンジ線: ウィンカー点滅用(+)
- 青線または灰色線: ポジション用常時点灯(+)
このように、点灯の目的別に2系統の電源が必要となります。
配線の基本接続方法
ウィンカーとして正常に点灯させるためには、以下のように配線を行います。
- ウィンカー用+線 → 純正ウィンカー線に接続
- ポジション用+線 → キーONで通電するアクセサリー電源へ
- アース線 → フレームやマイナス共通線に接続
この状態で、キーをオンにするとポジションが点灯し、ウィンカーを作動させると強く点滅する構造になります。
SR400など旧車に取り付ける際の注意点
SR400のような単気筒旧車では、車体の配線が単純なケースもあり、ACC(アクセサリー)電源が明確でないことがあります。
その場合は、テールランプやメーター照明から分岐してキー連動の電源を取得する方法が一般的です。
ポジション機能を使わない場合の処理方法
ポジション機能が不要、もしくは配線が面倒な場合は、ポジション用の+線は絶縁テープでしっかり処理し、使用しなければ問題なくウィンカーとしてのみ利用できます。
この場合、球は通常のシングル球のように点滅のみ動作します。
実例:SR400にダブル球ウィンカーを取り付けたカスタム事例
あるSR400オーナーは、フロントに汎用ダブル球ウィンカーを取り付け、茶線をウィンカー、青線をメーターバックライトから分岐してポジションとして使用。
結果、日中の視認性も向上し、デザイン性もクラシカルな雰囲気にマッチしたとの評価がありました。
まとめ:3線式ウィンカーは目的に応じて柔軟に使える
3線式のウィンカーは、配線を適切に行えばウィンカーとポジションを両立できます。
ポジションが不要なら未接続でもOKですが、使用する際は電源の選定に注意し、ショートや誤接続を避ける処理が重要です。SR400などのカスタムにも適したこの方式、ぜひ安全に活用してみてください。
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