同じナンバープレートを複数バイクで使い回す“書類1枚運用”、実は重大なリスクがある行為です。本記事では法律的な側面や実際の取締事例をもとに、その実態と防止策までを詳しくご紹介します。
「書類1枚運用」の実例とそのリスク
例えば50ccの原付を3台所有し、メインの1台にだけナンバー登録して、残りを登録なしで使うケースが報告されています。
こうした行為は道路運送車両法に違反し、摘発されると罰則や罰金・減点対象となります。
ナンバー使い回しがバレる理由
交通取り締まりでは車体番号(フレーム番号)やエンジン番号をチェックされることがあります。一見ナンバーがついていても、番号との不一致で違反と判断されやすいです。
また、近年は警察が市街地パトロールにナンバー読取システムを導入し、未登録車や登録盗難プレートを自動検出する事例も増えています。
摘発事例の紹介
ある地域警察では「ナンバー貸与」とみなされ、1台につき約3万円~5万円の反則金と2点の減点処分が科されたケースが報告されています。
さらに悪質な場合は書類偽造罪や業務妨害罪などで罰則が重くなる可能性もあります。
正しく登録するためのステップ
- 所有するバイク全てを軽自動車協会で車検登録
- ナンバープレートを台数分揃える
- 保険・税金もそれぞれに対して加入・納付する
- 定期的に車体番号とナンバーの照合を行う
このプロセスを怠ると運行中に『無登録車運行』で検挙されるリスクが高まります。
Q&A:よくある疑問
Q. 書類1つでナンバーの付け替えは何度でもバレない?
A. 実際には車体番号との照合や抹消登録の記録から、簡単に使い回しだと判明します。
Q. 押収や没収もあるの?
A. はい。警察が違法と判断した場合、ナンバーの一時没収やバイクの移動制限命令が出ることもあります。
まとめ:正しく安心してバイクを楽しむために
同じナンバープレートを複数台で使い回すことは、法律違反でありリスクが非常に高い行為です。
複数台所有する際は、それぞれ登録・保険・税金を整備した上で、安全・安心なバイクライフを送りましょう。
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