リトルカブ75ccボアアップ後にハイカムは必要?最高速を求めない人が知っておきたいメリット・デメリット

カスタマイズ

リトルカブやスーパーカブを75ccへボアアップすると、坂道や加速性能が大幅に向上します。そのタイミングで気になるのがハイカムへの交換です。多くのカスタム記事では「ボアアップ+ハイカム」が定番のように紹介されていますが、最高速アップを求めていない場合でも導入する価値はあるのでしょうか。本記事では、75ccボアアップ済みのカブを前提に、ハイカムの効果や向いている人・向いていない人を解説します。

ハイカムとは何をするパーツなのか

ハイカムとは、吸排気バルブの開閉タイミングや開く量を変更するカムシャフトのことです。エンジンがより多くの混合気を吸い込み、より効率的に排気できるようになります。

特に高回転域での性能向上を狙った製品が多く、ノーマルカムでは頭打ちになる回転域でもパワーを発揮しやすくなります。

ただし、ハイカムにも種類があり、高回転重視タイプだけでなく、中低速重視タイプやストリート向けタイプも存在します。

75ccボアアップ車にハイカムを組むメリット

75ccにボアアップすると排気量が増えるため、ノーマルカムでは吸排気能力が不足気味になる場合があります。そこでハイカムを組むことで、ボアアップしたエンジンの性能をより引き出しやすくなります。

例えば急な坂道や向かい風の状況で、同じ速度を維持するためのアクセル開度が少なくなることがあります。また巡航速度付近でエンジンに余裕が生まれるケースもあります。

最高速アップだけでなく、エンジンの伸びや回転フィーリングの改善もハイカムのメリットです。

最高速に興味がない人でも効果は感じるのか

結論から言うと、選ぶハイカムによります。

高回転重視のレーシングタイプを装着した場合、普段60km/h程度で走るだけでは恩恵を感じにくいことがあります。むしろ低回転域の扱いやすさが若干失われる場合もあります。

一方でストリート向けのマイルドなハイカムであれば、中速域のトルク感や加速のスムーズさが向上し、街乗り中心でも違いを感じやすい場合があります。

目的 ハイカムの必要性
坂道を楽に走りたい △~〇
最高速を伸ばしたい
60km/h巡航で十分
耐久性重視 ×~△

耐久性やメンテナンス面の注意点

ハイカムは純正設計の範囲を超えたチューニングパーツです。製品や使用状況によってはカムやロッカーアームへの負荷が増えることがあります。

また、組み込み後はタペット調整や慣らし運転が必要になる場合があります。ボアアップだけの状態よりも定期的な点検を意識した方が安心です。

ただし、信頼性の高いメーカーのストリート向けハイカムを適切に組み込めば、極端に寿命が短くなるとは限りません。

こんな人はハイカムを急いで入れなくてもよい

現在の75cc仕様で坂道性能に満足しており、最高速も60km/h前後出れば十分という方は、無理にハイカムへ交換する必要はありません。

むしろスプロケットのセッティング見直しやキャブレター調整、吸排気系の点検の方が体感できる場合もあります。

現状に不満がないのであれば、まずは75cc仕様を楽しみ、その後さらにパワーや伸びが欲しくなった段階で検討するのも良い選択です。

まとめ

75ccへボアアップしたリトルカブにハイカムを装着すると、ボアアップしたエンジンの性能をさらに引き出せる可能性があります。しかし、その効果は製品の特性や走り方によって大きく変わります。

最高速向上に興味がなく、現在の坂道性能や巡航性能に満足している場合は、ハイカムの優先順位はそれほど高くありません。一方で、もう少し余裕のある走りやエンジンの伸びを求めるなら、ストリート向けハイカムは検討する価値があります。

まずは現在の仕様で不満点を明確にし、その不満を解消できるかどうかを基準に選ぶことが、後悔しないカスタムへの近道です。

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