フェアレディZには、リアスポイラーを備えたスポーティーな仕様だけでなく、リアまわりに大きなスポイラーを持たないシンプルなグレードもあります。特に現行型のRZ34では、流れるようなルーフからリアハッチへつながるデザインが特徴的で、スポイラーなしのスタイルを好む人も少なくありません。
ただし「リアウイングがないフェアレディZ」という条件だけでは、歴代のどの型を指すかによって答えが変わります。ここでは2022年から販売されているRZ34型を中心に、グレードによる違いと純正タイヤサイズを整理します。
RZ34型でリアスポイラーのないシンプルな外観を選ぶなら、基本グレードの「フェアレディZ」や「Version T」が候補です。一方、Version SやVersion STにはフロント&リヤスポイラーが装備されます。
RZ34でリアスポイラーなしなら基本グレードとVersion Tが候補
日産の現行フェアレディZのグレード構成を見ると、通常モデルには「フェアレディZ」「Version T」「Version S」「Version ST」などがあります。このうちVersion SとVersion STには、主要装備としてフロント&リヤスポイラーが設定されています。
そのため、リアハッチから後端へ続くラインをできるだけシンプルに見せたい場合には、基本グレードの「フェアレディZ」または「Version T」が分かりやすい選択肢になります。[参照:日産 フェアレディZ グレード・装備]
中古車を探す場合には、後から純正・社外スポイラーを装着した車両や、逆にスポイラーを取り外した車両も存在します。グレード名だけで判断せず、実車写真と車両状態を確認することが大切です。
リアスポイラーなしのモデルは18インチタイヤが基本
2026年8月のマイナーチェンジ後について、日産の公式FAQでは「フェアレディZ」と「Version T」の純正タイヤサイズは245/45R18 100W XLとされています。ホイールは18×9Jです。[参照:日産 フェアレディZ RZ34型タイヤ・ホイールサイズ]
一方、Version SとVersion STでは19インチとなり、前輪255/40R19、後輪275/35R19が採用されています。グレードによって外観だけでなくタイヤ・ホイールの仕様にも違いがあります。
| グレード | リアスポイラー | 純正タイヤ(2026年8月以降) |
|---|---|---|
| フェアレディZ | なし | 245/45R18 |
| Version T | なし | 245/45R18 |
| Version S | あり | 前255/40R19・後275/35R19 |
| Version ST | あり | 前255/40R19・後275/35R19 |
年式によって仕様変更があるため、中古車については「RZ34なら全部このサイズ」と決めつけず、対象となる年式・グレードごとの純正サイズを確認してください。
なぜスポイラーなしのフェアレディZは印象が違うのか
RZ34型フェアレディZは、歴代Zを意識したデザインが随所に採用されています。リアスポイラーのない仕様では、ルーフ後方からリアハッチ、テールエンドまでの面がすっきりつながって見えます。
スポイラー付きのVersion SやVersion STは視覚的にもスポーツモデルらしさが強くなりますが、基本グレードやVersion Tはボディそのものの造形が目立ちます。「ツルンとしたZ」を探している場合には、この違いがかなり大きく感じられるでしょう。
なお、リアスポイラーがないから廉価仕様という見方だけでは十分ではありません。Version TはAT仕様として快適装備を充実させたグレードなので、シンプルな外観と装備内容の両方から選択できます。
Z34型にもリアスポイラーなしのフェアレディZがある
一世代前のZ34型でも、すべてのフェアレディZにリアスポイラーが付いていたわけではありません。中古車でスポイラーなしのZを探しているなら、RZ34だけでなくZ34も候補になります。
ただしZ34は販売期間が長く、途中で仕様変更やグレード構成の変更が行われています。そのため中古車では年式・グレード・メーカーオプション・後付け部品を個別に確認する必要があります。
タイヤサイズについても世代によって異なります。例えば日産のZ33型公式FAQでは、2002年の発売当初、標準の「フェアレディZ」とVersion Tがフロント225/50R17、リア235/50R17、Version SとVersion STがフロント225/45R18、リア245/45R18でした。[参照:日産 Z33型タイヤ・ホイールサイズ]
中古車でスポイラーなしのZを探すときの注意点
中古車検索では「リアスポイラーなし」という条件だけでは純正状態かどうか分からないことがあります。もともとスポイラーなしのグレードなのか、スポイラー付きグレードから取り外された車両なのかを確認しましょう。
スポイラーを取り外した車両の場合、リアハッチに取付穴が存在し、それを補修している可能性もあります。購入前にはリアハッチの塗装状態や補修歴なども確認しておくと安心です。
タイヤについても同様で、中古車では社外ホイールへの交換が珍しくありません。広告に掲載されているタイヤサイズが、そのグレード本来の純正サイズとは限らないため、純正状態を重視する場合は車台番号や年式・グレードから確認するのが確実です。
18インチ仕様と19インチ仕様は見た目だけで選ばない
スポイラーなしの基本グレード・Version Tと、19インチを履くVersion S・Version STでは、タイヤの見た目もかなり変わります。19インチはホイールの存在感が強く、スポーツカーらしい印象になりやすい一方、18インチはタイヤの厚みが増えて落ち着いた雰囲気になります。
タイヤ交換時の費用も比較しておきたいポイントです。前後異サイズの19インチ仕様では選ぶタイヤによって交換費用が高くなることがあります。デザインだけでなく、交換費用や用途まで考えてグレードを選ぶと長く所有しやすくなります。
また純正と異なるサイズへ変更する場合は、外径、ロードインデックス、速度記号、ホイール幅・インセット、車体との干渉、速度計への影響などを確認する必要があります。
まとめ:現行フェアレディZのスポイラーなしなら「フェアレディZ」「Version T」が分かりやすい
現行RZ34型を前提とすると、リアスポイラーのない滑らかなスタイルを求める場合は、基本グレードの「フェアレディZ」と「Version T」が主な候補です。Version SとVersion STにはフロント&リヤスポイラーが装備されています。
2026年8月以降の「フェアレディZ」「Version T」の日産公式タイヤサイズは245/45R18 100W XL、ホイールは18×9Jです。一方、Version S・Version STは前255/40R19、後275/35R19となっています。
ただしフェアレディZは長い歴史を持つため、Z33・Z34など過去のモデルにもスポイラーなしの仕様があります。中古車を探す際には「フェアレディZ」という車名だけでタイヤサイズやスポイラーの有無を判断せず、型式・年式・グレードと実車の装備をセットで確認することが重要です。


コメント