トヨタ・ライズはコンパクトSUV市場で高い人気を誇る車種のひとつです。特にガソリンGグレードは装備と価格のバランスが良く、中古車市場でも高値が期待されやすいモデルです。今回は、2022年式・走行距離36,000kmのライズを「いつ手放すべきか?」という視点で、買取相場や市場の動向を交えながら解説します。
ライズの中古相場は安定しているが下落傾向も
2023年までは新車の納期遅れなどの影響で中古車相場が高騰していましたが、2024年以降は需給バランスが徐々に正常化しており、一部のグレードでは価格が下がり始めています。
特にSUVカテゴリーは新型モデルが続々登場しており、ライバル車の影響で相場が押し下げられる可能性もあります。現在のライズGグレードの買取相場は100万〜140万円前後ですが、走行距離が4万kmを超えると査定額に影響が出始めるため注意が必要です。
ベストな手放し時期は「車検前」「走行4万km未満」「年式落ち前」
車を高く売るための基本は以下の3点を意識することです。
- 車検前に売却(次回の車検費用を理由に値引きされやすいため)
- 走行距離4万km未満(5万kmや7万kmが査定の節目になります)
- 年式が切り替わる前(毎年9月頃から翌年式扱いになることが多いため)
特に2025年の年式落ち前の夏までが売却のラストチャンスとも言えます。
相場を見極めるには一括査定サイトの活用が効果的
中古車買取相場は日々変動しており、買取店によって提示額に数十万円の差が出ることも珍しくありません。カーセンサーやMOTA車買取などの一括査定サービスを利用することで、複数の業者からの査定を一度に比較できます。
実際にあるユーザーは、同じライズGを3社に査定依頼したところ、最高額と最低額で約28万円の差が出たというケースもあります。提示額が高い業者に即決せず、比較・交渉することが重要です。
下取りより買取専門店のほうが高く売れる?
ディーラー下取りは手軽で安心ですが、相場よりも10〜30万円ほど安くなることもあります。買取専門店や個人売買のほうが高値がつきやすい傾向にあります。
ただし、トラブル回避や書類手続きの簡便さを重視するなら、下取りと買取査定を比較して納得できる方法を選ぶのが最も現実的です。
その他の要因:季節・税金・モデルチェンジの影響
中古車市場は1〜3月の決算期や9月の中間決算時に活発になる傾向があります。また、自動車税の課税基準日である4月1日を跨ぐと売却側に課税負担が生じるため、3月中の売却が税制面でも有利です。
さらに、ライズのフルモデルチェンジやマイナーチェンジの情報が出た場合、旧型扱いとなり査定が下がる可能性もあるため、動向にも注意が必要です。
まとめ:ライズを高く売るには“早めの判断”がカギ
2022年式ライズ・ガソリンGグレードはまだ高値での売却が可能な人気モデルですが、今後の相場下落や走行距離・年式による価値低下を考えると、早めの売却検討がおすすめです。
車検や年式切り替え、税制のタイミングを意識しつつ、一括査定で複数の業者から見積もりを取り、納得のいく売却を目指しましょう。少しの情報収集と比較だけで、数十万円得をすることも十分可能です。
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