EKチェーンのコマ詰め方法とは?サンダーを使わず安全にチェーンを短くする手順と注意点

車検、メンテナンス

バイク用チェーンを交換するとき、購入したチェーンのリンク数が車両に合わず、コマ詰めが必要になる場合があります。特にEKチェーンのような高品質なチェーンでは、正しい工具を使用して加工することが重要です。

この記事では、EKチェーンのコマ詰め方法や、通常リンクのピンを抜くことが可能なのか、サンダーを使用してはいけない理由、作業時の注意点について詳しく解説します。

バイクチェーンのコマ詰めとは何をする作業なのか

チェーンのコマ詰めとは、チェーンのリンク数を減らして適正な長さに調整する作業です。チェーンは複数のプレートとピンで構成されており、不要なリンクを取り外すことで長さを短くできます。

例えば、120リンクのチェーンを購入したものの、車両指定が118リンクの場合は、2リンク分短くする必要があります。

ただし、チェーンはエンジンの動力をタイヤへ伝える重要な部品のため、加工方法を間違えると走行中の破断など重大なトラブルにつながる可能性があります。

EKチェーンのコマ詰めでサンダーを使わない理由

チェーンのピンを削る方法として、サンダーやグラインダーで頭を削り落とす方法を考える人もいます。しかし、EKチェーンでは推奨されない方法です。

サンダーによる加工は、プレートやピンに余計な熱や傷を与える可能性があります。また、削りすぎによって他の部品まで傷つける危険もあります。

特にシールチェーンの場合、熱によってシール部分を傷める可能性があり、本来の耐久性を発揮できなくなる場合があります。

通常リンクのピンは専用工具で抜くことができるのか

結論として、適切なチェーンカッターを使用すれば、ジョイント部分ではない通常リンクのピンを押し出して取り外すことは可能です。

チェーンカッターは、チェーンプレートを固定しながら専用ピンでチェーンピンを押し出す構造になっています。そのため、カシメ部分やジョイントリンクだけでなく、通常のリンクでも分解できます。

ただし、チェーンの種類やサイズによって必要な工具の強度が異なります。大型バイク用の太いチェーンでは、安価な工具ではピンが抜けなかったり、工具側が破損したりする場合があります。

EKチェーンの正しいコマ詰め手順

一般的なコマ詰め作業は、以下のような流れで行います。

  1. 必要なリンク数を確認する
  2. 取り外す位置を決める
  3. チェーンカッターを使用してピンを押し出す
  4. 不要なリンクを取り外す
  5. 新しいジョイントリンクで接続する
  6. カシメまたはクリップを正しく取り付ける

例えば、現在のチェーンが長すぎる場合でも、いきなり切断せず、アクスル位置やスプロケットサイズを確認して必要なリンク数を決めることが大切です。

また、チェーンを短くする場合は基本的に偶数リンク単位で調整します。片側プレートだけを外すような加工はできないため、構造を理解して作業する必要があります。

ジョイントリンクを再利用してはいけない理由

チェーンを短くする際、外したジョイントリンクをそのまま再利用したくなる場合があります。しかし、多くの場合は推奨されません。

特にカシメタイプのジョイントリンクは、一度取り付けた後に取り外すとプレート圧入部分やカシメ部分の強度が低下する可能性があります。

安全性を考えるなら、コマ詰め後は新品の適合するジョイントリンクを使用するのが基本です。

コマ詰め作業で注意するポイント

チェーン交換時は長さだけでなく、チェーンサイズや種類も確認する必要があります。例えば520サイズ、525サイズ、530サイズではピン径やプレート厚が異なるため、対応した工具が必要です。

また、カシメタイプの場合は、カシメ後のピン径を確認し、締めすぎや締め不足がないようにすることが重要です。

作業に不安がある場合は、バイクショップなど専門店へ依頼する方が安全です。チェーンの取り付け不良は走行中の事故につながる可能性があります。

まとめ:EKチェーンのコマ詰めは専用工具で正しく行うことが重要

EKチェーンのコマ詰めは、サンダーで削る方法ではなく、専用のチェーンカッターを使用してピンを抜く方法が基本です。

通常リンクのピンも専用工具によって押し出すことは可能ですが、チェーンサイズに合った工具を使用し、取り付け時は新品のジョイントリンクを使うことが安全につながります。

チェーンはバイクの走行性能と安全性を支える重要部品です。長さ調整を行う場合は、正しい手順と工具を使用し、確実な取り付けを行うことが大切です。

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