車の整備工場では200Lのドラム缶が複数並んでいる光景を見かけることがあります。一方でバイク販売店では、同じように大量のドラム缶オイルを置いている店舗はあまり見かけないという人も多いのではないでしょうか。
実際、バイク業界では車業界とは少し事情が異なります。店舗規模や扱う車種によってオイル管理方法も大きく変わります。
個人のバイク販売店で200Lドラム缶複数本は多くない
結論から言うと、一般的な個人バイク販売店で200Lドラム缶を2〜3本常時消費する店舗はそこまで多くありません。
理由は単純で、バイク1台あたりのオイル使用量が車より少ないためです。
| 車種 | オイル量の目安 |
|---|---|
| 軽自動車 | 3〜4L前後 |
| 普通車 | 4〜7L前後 |
| 250ccバイク | 1.5〜2.5L前後 |
| 大型バイク | 3〜5L前後 |
車は1回の交換量が大きいため、消費ペースにも差が出ます。
バイクは車種ごとに適正オイルが違うことも多い
バイクショップでドラム缶が少ない理由の一つに、オイルの種類が多い点があります。
バイクでは次のような違いがあります。
- 鉱物油
- 部分合成油
- 全合成油
- 10W-40
- 15W-50
- スクーター専用
1種類を大量購入するより、複数種類を在庫する方が現実的な店舗もあります。
レッドバロンのような大型チェーンは例外
全国展開している大型チェーン店は話が変わります。
整備台数やオイル交換台数が非常に多いため、ドラム缶単位で大量購入した方がコストメリットが出ます。
さらに独自ブランドオイルを採用している場合、仕入れも一括管理しやすくなります。
そのため、200Lドラム缶を複数使うことも珍しくありません。
実例:個人店ではペール缶利用も多い
実際には20L程度のペール缶を使うショップも多くあります。
例えば大型バイク中心の店、旧車専門店、輸入車ショップなどでは使用オイルが限定されにくいためです。
複数種類を少量ずつ管理する方が効率的になる場合があります。
大量購入にもデメリットがある
ドラム缶は価格面で有利なこともありますが、保管面では注意点もあります。
- 保管スペースが必要
- 劣化管理が必要
- 種類変更しにくい
- 在庫資金が必要
特に小規模店舗では在庫コストが大きな負担になることがあります。
まとめ
個人のバイク販売店で200Lドラム缶を2〜3本消費するケースは、大型チェーン店ほど多くありません。バイクは1台あたりのオイル量が少なく、車種ごとの適合オイルも多いためです。
レッドバロンのような大規模店舗では大量仕入れのメリットがありますが、一般的な個人店ではペール缶や複数銘柄管理の方が現実的なケースも多くあります。

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